イジフザリン [ʔi⸢ʤiɸuʣariŋ] (自動)
- ひどく叱られる。「叱り(言い)・抉られる(くじられる)」の義。さんざんに叱られる。
Example phrases
- ビ⸢キドゥムヌ⸣ カ⸢マチフチマール シー アー⸣ケーティ ⸣アボーン イ⸢ジフザリベー
[bi⸢kidumunu⸣ ka⸢maʧiɸu̥ʧimaːru ʃiː ʔaː⸣keːti ⸣ʔaboːŋ ʔi⸢ʤiɸuʣari⸢beː]
(男のくせに<男が>台所をうろついていて<竈周りをしてあるいて>お母さんにさんざん叱りとばされている)
アサビマーリ [ʔa⸢sabimaːri] (名)
- 遊びまわり。子供が友人の家を訪ねて遊びまわること。若い男女が仕事を疎かにして、異性の家に入り浸りになること。子供の魂は、叱られるのが怖くて肉体に戻ることができず、遊びまわるといわれている。それ故、マ⸢ブ⸣ルクミ[ma⸢bu⸣rukumi](魂籠め)の際は、マ⸢ブ⸣ル(魂)の好物である「水」、「大豆のお汁」を用意して、特に子供が空腹になる夕刻に、マ⸢ブ⸣ルクミ(魂籠め)の祈願をした。家人を始め、祈願する人も、特に優しい声で、マ⸢ブロー⸣マ マ⸢ブロー⸣マと呼んで、ミ⸢ジーン トー⸣フマミヌ ⸣スーン ア⸢リ⸣バ ⸢ダンティ⸣ キー ッ⸢ふァイ⸣ ッ⸢ふァイ[mi⸢ʣiːn toː⸣ɸumaminu suːŋ ʔa⸢ri⸣ba ⸢danti⸣ kiː f⸢fai⸣ f⸢fai](水も大豆のお汁もあるから、早く来てお食べ)と宥めすかすように呼ぶのである
イザリカザリ [ʔi⸢ʣari⸣kaʣari] (名)
- さんざんに叱られること。イ⸢ザリ[ʔi⸢ʣari](叱られること)の重言。ABCDBC型の重言。
Example phrases
- ⸢ピントゥルピン⸣ イ⸢ザリ⸣カザリ ⸢シェー⸣ティ パ⸢タラキ ベー⸣ムヌ ⸣ミルカー キ⸢ムイ⸣ツァーン ア⸢リ⸣ブ⸢ツォー
[⸢pinturupiŋ⸣ ʔi⸢ʣari⸣kaʣari ⸢ʃeː⸣ti pḁ⸢taraki beː⸣munu ⸣mirukaː ki⸢mui⸣ʦaːŋ ʔa⸢ri⸣bu⸢ʦoː]
(毎日毎日さんざんに叱られて働いているのを見ると気の毒<可哀相、「肝痛む」の義>でもあるよ) - イ⸢ザレー⸣カザレー
[ʔi⸢ʣareː⸣kaʣareː]
ともいう)