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Define bui ぶい Meaning ブイ

Displaying results for bui (bui・ぶい・ブイ) – ryukyu

Results from Jlect.com, including regional variants.

Ryukyu (Okinawa)

ぶいん【炙いん・焙いん】

(Verb) To grill, to barbecue, to sear, to roast

Ryukyu (Yonaguni)

ぶいは【甥】

(Noun) Nephew

Ryukyu (Okinawa)

ぶい・マブイ

(Noun) Soul, spirit

Ryukyu (Kunigami: Takazato)

はーぶい【蝙蝠】

(Noun) Bat

Ryukyu (Okinawa)

ぶいん【煙いん・烟いん】

(Verb) To produce smoke, to give off smoke, to be smoking, to be smoky

Ryukyu (Okinawa)

にーぶい【眠い】

(Noun) Sleepiness, drowsiness, somnolence

Ryukyu (Kunigami: Benoki, Okinawa)

ぶい

(Noun) Winter melon, white gourd, wax gourd

Ryukyu (Okinawa)

あったぶい【あった降い】

(Noun) Sudden rain shower

Ryukyu (Okinawa)

きぶし・きぶい【煙】

(Noun) Smoke, fumes

Ryukyu (Okinawa)

きぶさん【煙さん】

(Sa-Adjective) Smoky

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū
(Okinawan Dictionary Data Collection) (© CC BY 4.0).

ブイ bui (bui) ① 名

  1. 棒切れ。短い棒。長い棒はboo,竹などの細い棒はbuciという。~muQci ?uujuN.棒切れを持って追いかける。~saani sugujuN.棒切れでなぐる。

ブイ bui (bui) ① 名

  1. 胴あげ。罰として行なう。buidooともいう。~CicuN.胴あげにしてこらしめる。

ーブイ -bui (-bui) 接尾

  1. ぶり。-huunaaともいう。?uhuQcubui(おとなぶること)など。

アブイ abui (?abui) ⓪ 名

  1. あぶみ。

カブイ kabui (kabui) ⓪ 名

  1. 門・便所(huru)などの上のおおい。

マブイ mabui (mabui) ⓪ 名

  1. 魂。霊魂。生きている人の魂をいう。死者の霊はtamasiiという。~nu'Nkatooteesa.魂が向かっていたのだ。噂している人が来た場合にいう。噂をすれば影。~nugijuN.たまげる。驚いて魂がぬける。~nugasjuNともいう。

マブイ mabui (mabui) ⓪ 名

  1. 摩文仁。《地》参照。

ヌブイ nubui (nubui) ① 名

  1. 上り。登り。高いところへ上ること。
  2. いなかから都へ,また,沖縄から本土へ上ること。

ブイドー buidoo (buidoo) ⓪ 名

  1. 胴あげ。<bui doo(buiだぞ)。罰として行なった。buiと同じ。

チブイ chibui (Cibui) ① 名

  1. 壺折り。着物の裾を折りからげること。尻からげ。裾全体を折りまげて帯にはさむ。日本流に後ろの裾だけをからげることには'jamatuCibuiという。

ドゥーブイ duubui (duubui) ⓪ 名

  1. 体を前後左右に振り動かすこと。~kuuzuN.盛んに体を振り動かす。

ジューブイ juubui (Zuubui) ① 名

  1. Zuuhuiと同じ。

カーブイ kaabui (kaabui) ⓪ 名

  1. 醤油・味噌などに生ずる薄いかび。~kuujuN.(醤油・味噌などの表面に)かびが生える。~sjuNともいう。

カーブイ kaabui (kaabui) ⓪ 名

  1. (否定・拒否の意を表わして)顔を横に振る動作。かぶり。

ニーブイ niibui (niibui) ① 名

  1. 眠気がさすこと。~sjuN.眠気がさす。眠たがる。

シブイ shibui (sibui) ⓪ 名

  1. とうがん(冬瓜)。

アブイクー abuikuu (?abuikuu) ⓪ 名

  1. 魚や餅などを焼く金網。

アッタブイ attabui (?aQtabui) ① 名

  1. にわか雨。

グマブイ gumabui (gumabui) ⓪、① 名

  1. 小降り。雨がすこし降ること。

カタブイ katabui (katabui) ⓪ 名

  1. かたしぐれ。片方は晴れていながら片方で降る夏の雨。naCinu ?amee ?Nmanu naganiN huiwakasjuN.(夏の雨は馬の背も降りわける)という。

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū
(Okinawan Dictionary Data Collection) (© CC BY 4.0) [Japanese→Okinawan]

ふい 【不意】

See also

Phrases

  • ~なことʔattagutu,ʔubirajigutu
  • ~に ʔattani,おもわず
  • ~の思いつきʔattakaNgee

ふいご 【鞴】

Phrases

  • ~の音fuuchoopaNchoo

フィラリヤ

See also

Phrases

  • ~患者kusafuriyaa,shiNchimuchi
  • ~の一種fuvii,tabuigusa
  • ~の病根kusanunii

ふいごまつり 【鞴祭】

ふいちょうする 【吹聴する】

しぶい 【渋い】

にぶい 【鈍い】

しぶいた 【4分板】

Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan) (© CC BY-ND 3.0 DEED), by Shinsho Miyara. [Northern Ryukyuan: Okinawan]

いし かぶい じょー

  • 石積みの門
  • Example phrases
    • じょーぬ にぢり ふぃぢゃいんかい まぎいし ちでぃ うっちゃきてぃ ちゅくらっとーる いしかぶいじょーぬ なまん なかぐしくをぅてー んーだりーん。
      (門の左右に大きな石を積んで置いて造られている石積みの門が現在でも中城では見られる)

いち まぶい

  • 生き霊
  • Example phrases
    • さた しーねー、いちまぶいぬ ゆてぃ ちゅーん どー。
      (噂をすると生き霊が寄ってくるよ)

かた ぶい

  • 片降り(通り雨や片時雨とも異なる)
  • Example phrases
    • うちなーぬ なちぇー あまくまをぅてぃ かたぶいぬ うふさぬ、うぬ かーじ ふぃるまさ そーん。
      (沖縄の夏はあちらこちらで片降りが多くて、そのたびに不思議な感じがする)

きぶいん (きぶたん、きぶらん、きぶてぃ)

  • 煙る
  • Example phrases
    • わったー やーぬ だてーん きぶとーしが、たんかーや なーをぅてぃ ぬー めーちょーがやー?
      (私の家のかなり煙っているが、隣りは庭で何を燃やしているのかなあ)

しぶいん (しぶたん、しぶらん、しぶてぃ)

  • 絞る
  • Example phrases
    • てぃーさーじ ちゅーぢゅーく しぶてぃ むっち くーわ。
      (タオルを絞りきって持っておいで)

しぶい

  • 冬瓜
  • Example phrases
    • そーきじろー しぶいとぅ ぐー なち にーねー まーさん。
      (そーき汁は冬瓜と一緒に煮るとおいしい)

すん かぶい すん

  • 商売で損をする
  • Example phrases
    • うふあみ なやーに ある うっさぬ しなむん みじんかい ちかてぃ うららん なてぃ すんかぶい さん。
      (大雨になってありったけの商品が水に浸かって売れなくなってしまい損をした)

たか ぶいん (〜ぶたん、〜ぶらん、〜ぶてぃ)

  • 偉そうに振る舞う
  • Example phrases
    • どぅーふみーっし わかいんふーなー する っちゅんかい たかぶやーんでぃ いちょーん。
      (自賛して分かった振りをする人に偉ぶっている人と言っている)

たぶいん (たぶたん、たぶらん、たぶてぃ)

  • 蓄える
  • Example phrases
    • たぶとーる じんぬ ありわどぅ ぬーがな ある ばすねー ちむ いっち じんぶぬん わちゅん/っんぢーん。
      (貯めてあるお金があればこそ何かある際には落ち着いて知恵も沸く/出る)
    • ぬー やてぃん あいにどぅ くばめーてぃ ちかてぃ、たぶりわどぅ やる。
      (何であってもあるときこそ節約して使って、蓄えておくのだよ)
    • ししぇー まーすぢきっし たぶてぃ、っんむ、むぢ、まーぢん、あかまーみーんでーぬ くくや きーばくんかい いってぃ たぶとーたん。
      (肉は塩漬けにして保存し、芋、麦、粟、小豆などの穀物は木箱に入れて保存していた)
    • ぐてーびけー/どぅーびけー たぶてぃ しくちん さん。
      (体力だけを蓄えて/怠けてばかりで仕事もしない)
    • ぬちぇー たぶいんちどぅ ある。すそーん しぇー ならん どー。
      (命は大事にするものだ。粗末にしてはいけないよ)

てぃー ふぃさ まちぶい

  • 足手まとい
  • Example phrases
    • わらびぬ どぅく てぃーふぃさまちぶいっし ぬーんならん。
      (子どもがあまりにも足手まといになって何もできない)
    • てぃー っんぢゃちゃい くち っんぢゃちゃいっし っわーばぐとぅ すな けー、てぃーふぃさまちぶい そーさ。
      (手を出したり、口をだしたりして余計なことはするな、じゃまだよ)

てぃーだ ぶい

  • 日照雨
  • Example phrases
    • てぃーだぶえー しぐ あがいん。
      (日照雨はすぐやむ)

とぅぶいん (とぅぶたん、とぅぶらん、とぅぶてぃ)

  • 灯る
  • Example phrases
    • うこーぬ とぅぶとーしが、うぬまま そーき よー。
      (お線香が灯っているが、そのままにしておけ)

にーぶい

  • 居眠り
  • Example phrases
    • にっかまでぃ うきーねー なーちゃー にーぶいっし ふしがらん ないん。
      (遅くまで起きると翌日は居眠りしてどうしようもなくなる)

にーぶい ぐさ

  • オジギソウ
  • Example phrases
    • にーぶいぐさー ゆさんでぃ ないねー ふぁー くーてぃ にんとーる ぐとーん。
      (オジギソウは夜になると葉を閉じて寝ているようだ)

にーぶい みー

  • 眠たそうな目
  • Example phrases
    • っやーや にーぶいみー そーしが、なー にんぢゅる じぶんどぅ なとーみ?
      (あなたは眠たそうな目をしているが、もう寝る時間になっているのか)

にーぶい かーぶい すん

  • こっくりこっくり居眠りをする
  • Example phrases
    • わん っくゎー びんちょー そーんでぃ うむとーたれー にーぶいかーぶいどぅ そーたる。
      (私の子は勉強していると思ったのにしきりにこっくりこっくり居眠りをしていた)

ぬぶいん (ぬぶたん、ぬぶらん、ぬぶてぃ)

  • 登る、(中心地、中央に)向かう
  • Example phrases
    • んかしぬ かみあちねーさーや すい なーふぁ からびさっし ぬぶたい うりたいっし あちねー そーたん。
      (昔の行商人は首里那覇を素足で上ったり下りたりして商売していた)
    • きーんかい ぬぶいん/あがいん。
      (木に登る)
    • ふぃら ぬぶいん。
      (坂を登る)
    • ふぃら ぬぶいかんてぃー すん。
      (坂を登るのに苦労する)
    • すぬひゃんうたきんかい うぐゎんまーいぬ えーさちしーが すいぬぶい すん。
      (園之比屋御嶽に巡礼の挨拶をしに首里上りする)

*(参考)ふぃら(上り坂)、さか(下り坂)

ぬぶいくだい すん (〜さん、〜さん、〜っし)

  • 坂を上り下りする
  • Example phrases
    • んかしぇー くるまー ねーんたくとぅ、すいんかえー ぬぶいくだいっしどぅ あっちゅたん どー。
      (昔は車はなかったので、首里には坂を上り下りして行ったんだよ)

ぼー/ぶい/ぶち

  • 棒/短い棒/細い棒
  • Example phrases
    • っちゅぬ をぅる とぅくまをぅてぃ ぼー ふいまーち、っちゅんでー どぅー やましみーねー いちでーじなくとぅ ないん どー。
      (人がいるところで棒を振り回して、人の体とかを傷つけでもしたら大変なことになるよ)
    • ぶい ふぃぢゃーに てーくぬ ばち ちゅくたん。
      (短い棒を削って太鼓打ちの棒を作った)
    • んかしぇー いーし ちかん わらびんちゃーや ぶちさーに むむ すぐらったい ちび すぐらったいっし しちきらったん。
      (昔は言うことを聞かない子どもたちは細い棒で腿をたたかれたり、お尻をたたかれたりして躾けられた)

まちぶいん (まちぶたん、まちぶらん、まちぶてぃ)

  • からみつく、肉体関係をもつ
  • Example phrases
    • いーちゅーぬ まちぶいねー ふとぅちぐりさくとぅ、はさんさーに たっちれー。
      (糸がからみつくとほどけ難いので、ハサミで切り取りなさい)
    • たくぬ じゅーんかい いーちゅーぬ まちぶてぃ ちんぶるげーやー さがなー うてぃてぃ ちゅーっさー。
      (凧のしっぽに糸がからんでくるくる回りながら落ちてくるよ)
    • わらびぬ まちぶてぃ ちゅーる ばすねー まじゅん あしでぃ うやっくゎちなぢ すし やん。
      (子が甘えてくっついてくるときには一緒に遊んで親と子の契りを果たす)
    • わったーとー ちがてぃ、ちかぐるぬ うぃきがとぅ うぃなごー あとぅさちん ぬーん かんげーらん、まちぶてぃ あしどーしが。
      (私たちとは違って、最近の男と女は後先も何も考えないで、くっつきあっているが)
    • まちぶい すん。
      (からまる)
    • てぃー ふぃさ まちぶい そーん。
      (足手まといになっている)

Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon) (© CC BY-SA 3.0 DEED), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa. [Southern Ryukyuan: Hatoma Yaeyama]

アーヤブイ [⸢ʔaː⸣jabui] (名)

  • 海底地名。⸢アー⸣ヤ(お父さん{EOS}「吾親」の転訛したもの{EOS}寄合三戸氏)が立てられた、ブイ(航路標識{EOS}英語のbuoy<浮標>の転訛)のある曽根の意。タ⸢カビ⸣ヌ フ⸢チ[tḁ⸢kabi⸣nu ɸu̥⸢ʧi](高干瀬の津口)を回って鳩間港へ向かう途中にある

イキブイ [ʔi⸢kibui] (名)

  • 元気。勢い。活力。気力。意気込み。生気が漲っていること。「~いかめしく勢ひ<いきほい>たるを羨みて」『源氏物語 玉鬘』の[ɸo]が[bu]に音韻変化したもの。生気が漲っていること。
  • Example phrases
    • ニ⸢チ⸣ヌ サ⸢マル⸣ター マ⸢ナマンチン⸣ イ⸢キブイヌ⸣ ンジケーチバ ⸢ソーヤ ナー⸣ヌ
      [ni⸢ʧi⸣nu sa⸢maru⸣taː ma⸢namanʧiŋ⸣ ʔi⸢kibuinu⸣ ʔnʤikeːʧiba ⸢soːja naː⸣nu]
      (熱が下がった<冷めた>ので、急に元気が出てきたので心配はない)
    • イ⸢キブイヌ⸣ アル プ⸢ス
      [ʔi⸢kibuinu⸣ ʔaru pu̥⸢su]
      (勢い<活力>のある人<元気な人>)
    • ア⸢ミ⸣ヌ ⸣フーカー ス⸢クリ⸣ムノー イ⸢キブイ⸣ ン⸢ジ⸣ルン
      [ʔa⸢mi⸣nu ⸣ɸuːkaː su̥⸢kuri⸣munoː ʔi⸢kibui⸣ ʔn⸢ʤi⸣ruŋ]
      (雨が降ったら作物は勢い<生育の活力>が出る)
    • ン⸢マー⸣ムヌ ッ⸢ふァーシター⸣ イ⸢キブイ⸣ ンジケーン
      [ʔm⸢maː⸣munu f⸢faːʃi̥taː⸣ ʔi⸢kibui⸣ ʔnʤikeːŋ]
      (美味しいもの<滋養のあるもの>を食べさせたら元気が出てきた)

イキブイスールン [ʔi⸢kibui suː⸣ruŋ] (連)

  • 元気が出る。勢いが出る。活力が出る。
  • Example phrases
    • ア⸢ミ⸣ヌ ⸣フーカー ム⸢ヌスク⸣ロー イ⸢キブイ スー⸣ルン
      [ʔa⸢mi⸣nu ⸣ɸuːkaː mu⸢nusuku⸣roː ʔi⸢kibui suː⸣ruŋ]
      (雨が降ったら作物は勢いが出る<強くなる>)

イチフブイ [ʔi⸢ʧiɸu⸣bui] (名)

  • いとこ甥、いとこ姪。従兄弟兄弟姉妹の子供。
  • Example phrases
    • ウ⸢トゥザ⸣ヌ ⸢ゴー⸣ラーティ イ⸢チフ⸣ブイラー ⸢ナー⸣ ユー ウ⸢ボーララ⸣ヌ
      [ʔu⸢tuʣa⸣nu ⸢goː⸣raːti ʔi⸢ʧiɸu⸣buiraː ⸢naː⸣ juː ʔu⸢boːrara⸣nu]
      (親戚が多いので従兄弟甥、従兄弟姪からは名前はよくは覚えられない)

ウブイ [⸣ʔubui] (名)

  • 覚え。記憶。動詞⸣ウブーン[⸣ʔubuːŋ](覚える)の連用形からの転成名詞。
  • Example phrases
    • ス⸢クタ⸣ ウ⸢ブイ⸣ヤ ⸢ピッ⸣チン ⸢ナー⸣ヌ
      [su̥⸢kuta⸣ ʔu⸢bui⸣ja ⸢pit⸣ʧin ⸢naː⸣nu]
      (聞いた覚えは少しも<全く>ない)

ウブイキ [ʔu⸢bu⸣iki] (名)

  • {Mn_1}大きな呼吸。深呼吸。「大息」の義。

ウブイキ [ʔu⸢bu⸣iki] (名)

  • {Mn_2}ため息。
  • Example phrases
    • ⸢ワー⸣ ヌースンティ ⸣アイニ ウ⸢ブ⸣イキ カー⸢ニ シーベー⸣ワ
      [⸢waː⸣ nuːsunti ⸣ʔaini ʔu⸢bu⸣iki kaː⸢ni ʃiːbeː⸣wa]
      (君は何故あんなにため息ばかりついているのか)
    • バ⸢カー⸣ムンヌ ノー⸢ン サムティ アーアー⸣シ ウ⸢ブ⸣イキ シキ⸢ベーン⸣ナ
      [ba⸢kaː⸣munnu noː⸢n samuti ʔaːʔaː⸣ʃi ʔu⸢bu⸣ʔiki ʃi̥ki⸢beːn⸣na]
      (若い者が何もしないで悲観して、アーアーとため息をついているでない<ため息ついているな>)
    • ウ⸢カ⸣ヌ ⸢ソーバ シール⸣ ウ⸢ブ⸣イキ ⸣シキ ⸢オー⸣ル
      [ʔu⸢ka⸣nu ⸢soːba ʃiːru⸣ ʔu⸢bu⸣ʔiki ⸣ʃi̥ki ⸢ʔoː⸣ru]
      (借金の心配をして、ため息<大息>をついておられる)

ウブイキマーイキ [ʔu⸢bu⸣ʔiki ⸢maːʔiki] (連)

  • ちょうたんそく(長嘆息)。心配して長いため息をつくこと。
  • Example phrases
    • ブ⸢ネーヤ⸣ ウ⸢ブ⸣イキ ⸢マーイキ⸣ シ⸢キ⸣ル ッ⸢ふァヌ⸣ タ⸢ビヌ ソーバ⸣ ス⸢クンティ⸣ マティ ⸢オー⸣ル
      [bu⸢neːja⸣ ʔu⸢bu⸣ʔiki ⸢maːʔiki⸣ ʃi̥⸢ki⸣ru f⸢fanu⸣ ta⸢binu soːba⸣ su̥⸢kunti⸣ mati ⸢ʔoː⸣ru]
      (母親は長嘆息をつきながら、子供の消息<旅の事情>を聞こうと待っておられる)

ウブイグリサン [ʔu⸢buiguri⸣saŋ] (形)

  • 覚えにくい。⸣ウブーン[⸣ʔubuːŋ](覚える)の連用形に形容詞型助動詞グ⸢リ⸣サン[gu⸢ri⸣saŋ](~にくい{EOS}~づらい<辛い>)が付いて合成された派生形容詞。
  • Example phrases
    • カ⸢リヌ ナーヤ⸣ ウ⸢ブイグリ⸣サンドゥ ⸢ワー ナーヤ⸣ ウ⸢ブイグリ⸣サー ⸢ナー⸣ヌ
      [ka⸢rinu naːja⸣ ʔu⸢buiguri⸣sandu ⸢waː naːja⸣ ʔu⸢buiguri⸣saː ⸢naː⸣nu]
      (彼の名は覚えにくいが、君の名は覚えにくくはない)
    • トゥ⸢シ⸣ トゥルカー ⸣ムヌ ウ⸢ブイグリ⸣サ ⸣ナルン
      [tu̥⸢ʃi⸣ turukaː ⸣munu ʔu⸢buiguri⸣sa ⸣naruŋ]
      (年を取ると、ものが覚えにくくなる)
    • ウ⸢ブイグリ⸣サ ⸣クトー ⸢ナー⸣ヌ
      [ʔu⸢buiguri⸣sa ⸣ku̥toː ⸢naː⸣nu]
      (覚えにくいことはない)

ウブイサナキ [ʔu⸢buʔisa⸣naki] (固)

  • (地)大石垣。石垣島。歌謡語。「⸢ウフイシャナギゥ[⸢ʔuɸuʔiʃanagï](大石垣{EOS}石垣集落の美称)」(古謡『まやーゆんた』)の転訛したもの

ウブイマーキ [ʔu⸢buimaː⸣ki] (連)

  • 覚えかねて。なかなか記憶することが出来ないで。
  • Example phrases
    • ア⸢マン⸣グイウタ ウ⸢ブイマー⸣キ ⸢オーッ⸣タ
      [ʔa⸢maŋ⸣gui⸣ʔuta ʔu⸢buimaː⸣ki ⸢ʔoːt⸣ta]
      (雨乞い歌を覚えかねて<覚えられないで>おられた)

ウブイユースン [ʔu⸢buijuː⸣suŋ] (他動)

  • 覚えることが出来る。「覚え得る」の義。{⸣ウブーン[⸣ʔubuːŋ](覚える)の連用形に⸢ユー⸣スン[⸢juː⸣suŋ](~得る)が付いて合成された複合動詞(派生動詞)}。
  • Example phrases
    • ⸣キュウズーナ ウ⸢ブイユー⸣スンカヤー
      [⸣kjuːʣuːna ʔu⸢buijuː⸣suŋkajaː]
      (今日中に覚えることができるかな)
    • アー⸢イ⸣ ウ⸢ブイユーサ⸣ヌ
      [ʔaː⸢i⸣ ʔu⸢buijuːsa⸣nu]
      (否、覚えることが出来ない)

ウブイルン [ʔu⸢bui⸣ruŋ] (他動)

  • 覚える。記憶する。
  • Example phrases
    • ク⸢ヌ⸣ クトー ⸣ユー ⸣ウブイ シ⸢キ⸣リ⸢ダー
      [ku⸢nu⸣ ku̥toː juː ⸣ʔubui ʃi̥⸢ki⸣ri⸢daː]
      (このことは、よく覚えておけよ)
    • アー⸢イ⸣ バー ウ⸢ブイラ⸣ヌ
      [ʔaː⸢i⸣ baː ʔu⸢buira⸣nu]
      (否だ、私は覚えない)
    • ヤ⸢ラ⸣ベー フ⸢ミ⸣ルカー ⸣ユー ウ⸢ブイ⸣ルン
      [ja⸢ra⸣beː ɸu⸢mi⸣rukaː ⸣juː ʔu⸢bui⸣ruŋ]
      (子供は誉めるとよく覚えるよ)
    • ⸣クベー ヤー⸢ディン⸣ ウ⸢ブイ⸣ル ⸣クトゥ
      [⸣kubeː jaː⸢diŋ⸣ ʔu⸢bui⸣ru ⸣ku̥tu]
      (これだけは必ず覚えること)
    • ウ⸢ブイ⸣レー ⸣ミサムヌ
      [ʔu⸢bui⸣reː ⸣misamunu]
      (覚えればよいのに)
    • ⸣キューズーナ ヤー⸢ディン⸣ クベー ウ⸢ブイ⸣リ
      [⸣kjuːʣuːna jaː⸢diŋ⸣ kubeː ʔu⸢bui⸣ri]
      (今日中に必ずこれだけは覚えなさい)

カタスブイルン [⸣kḁta su⸢buiruŋ] (連)

  • 肩をすぼめる。寒いとき、風邪を引いたり、体調不良の時に無意識にする動作。
  • Example phrases
    • ⸣カタ ス⸢ブイヤー⸣ティ ⸢アーク⸣ヌ パ⸢ナシキスル フシゥカル⸣タカヤー
      [⸣kḁta su⸢buijaː⸣ti ⸢ʔaːku⸣nu pa⸢naʃikisuru ɸusï̥karu⸣takajaː]
      (肩をすぼめている<あるく>が風邪でも<ぞ>引いたのかなあ<風邪がくっ付いたのかなあ>)

クブイラキ [ku⸢bu⸢ʔira⸣ki] (名)

  • 昆布の炒め物。昆布を細かく下ろし、蒲鉾や魚、コブシメ、野菜などと一緒に炒めた料理。祝儀料理にも不祝儀料理にも調理された一般的な料理。「昆布煎り」の転訛したもの。イ⸢ラキ⸣ムヌ[ʔi⸢raki⸣munu](炒め物<煎り物>)ともいう。
  • Example phrases
    • ク⸢ブイラ⸣キン ナ⸢マ⸣シン ス⸢コーリ⸣ ン⸢ザ⸣シバ
      [ku⸢buʔira⸣kin na⸢ma⸣ʃin su̥⸢koːri⸣ ʔn⸢ʣa⸣ʃiba]
      (昆布の炒めものも刺身も作って<用意して>出しなさいよ)

サンブイツァ [⸢sambu⸣ʔiʦa] (名)

  • 三分板。厚さ三分(約9ミリメートル)の杉板。家の壁板に用いる杉板。
  • Example phrases
    • イ⸢ツァクビ⸣ヌ ⸣イツァー シ⸢ギヌ サンブイツァバ⸣ル シゥ⸢カイヨーッ⸣タ
      [ʔi⸢ʦakubi⸣nu ⸣ʔiʦaː ʃi⸢ginu sambuʔiʦaba⸣ru si̥⸢kaijoːt⸣ta]
      (板壁用の板は杉板の三分板を使われた)

シキウブイ [ʃi̥⸢kiubui] (名)

  • 聞き覚え。記憶。
  • Example phrases
    • ウ⸢ヌ クイ⸣ヤー シ⸢キウブイヌ⸣ アル ⸣クイ ヤ⸢ルヌ ターヤッタ⸣カヤー
      [ʔu⸢nu kui⸣jaː ʃi̥⸢kiʔubuinu⸣ ʔaru ⸣kui ja⸢runu taː jatta⸣kajaː]
      (その声は聞き覚えのある声だが、誰だったかなあ)

シチブイツァ [ʃi̥⸢ʧibu⸣ʔiʦa] (名)

  • 七分板。厚さ七分の床板。
  • Example phrases
    • イ⸢ツァフン⸣ツァー ゴ⸢ブイツァトゥ⸣ シ⸢チブイツァ⸣バ シゥ⸢カイヨーッ⸣タ
      [ʔi⸢ʦaɸun⸣ʦaː go⸢buʔiʦatu⸣ ʃi̥⸢ʧibuiʦa⸣ba si̥⸢kaijoːt⸣ta]
      (床板には五分板と七分板を使用された)

シブイツァ [ʃi⸢buʔiʦa] (名)

  • 四分板。厚さ四分の板。
  • Example phrases
    • ⸢ナーブ⸣コー ⸢ゴー⸣ラー シ⸢ブイツァ⸣シル ス⸢クラ⸣リ ブ⸢タ⸠ダー
      [⸢naːbu⸣koː ⸢goː⸣raː ʃi⸢buʔiʦa⸣ʃiru su̥⸢kura⸣ri bu⸢ta⸠daː]
      (漁師の縄箱は、多くは四分板で作られていたよ)

タカビーヌウブイシ [tḁ⸢kabiː⸣nu ʔu⸢bu⸣ʔiʃi] (連)

  • ⸢高干瀬の大石」の義。高干瀬にある大きな石。
  • Example phrases
    • タ⸢カ⸣ビーナ ウ⸢ブイシ⸣ヌ ⸣アン
      [tḁ⸢ka⸣biːna ʔu⸢buʔiʃi⸣nu ʔaŋ]
      (高干瀬に大きな岩がある)

Results from the [関連データ]南琉球八重山語宮良方言の名詞アクセント資料 [Kanren dēta] Minami Ryūkyū Yaeyama-go Miyara hōgen No meishi akusento shiryō ([Relevant Data] Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect) (© CC BY-NC 3.0 DEED), by Kenan Celik, Aso Reiko and Kohei Nakazawa. [Southern Ryukyuan: Miyara Yaeyama]

ウフヤー [uɸujaː] L (名)

  • 母屋

ヤーツゥクル [jaːtsɨ̥kuru] L (名)

  • 家造り。建築