(Noun) Clothes, clothing
Define ちば chiba Meaning チバ
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Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū
(Okinawan Dictionary Data Collection) (© CC BY 4.0).
ウチバ uchiba (?uciba) ① 名
- 内輪。控え目。~nisjuN.ひかえ目にする。~ni?ciN,zuumaN-gwanoo muQcooN.内輪に見ても10万貫の金は持っている。
- 内金。手つけ金。払うべき金額の一部。kuQsa guzuQkwaN~?iQtooka.これだけ50貫内金を入れておこう。
チバナ chibana (Cibana) ⓪ 名
- あざみ。とげがあるので,'NziCicaa(とげの付いたものの意)ともいう。
チバナ chibana (cibana) ⓪ 名
- 知花。«地»参照。
イチバン ichiban (?icibaN) ⓪ 名
- 一番。
クチバ kuchiba (kuciba) ① 名
- くつわ。馬の口につける金具。
ミチバ michiba (miCiba) ① 名
- 野菜の名。みつば。
チバチ chibachi (Cibaci) ⓪ 名
- つばき(椿)。
チバユン chibayun (ciba=juN) ① 自=raN,=ti
- がんばる。精出して働く。cibajumi.働いているか。目下の働いている者へのあいさつ。目上の働いている人へは,?ucibaimiSeebiimi.という。'jaa ?ajameeju, 'jagati cinamuraja tajuizima demunu, ?ucibaimisjoori ?utumu sjabira.[やああや前よ やがて喜名村や たより島だいもの御気張よめしやうれ 御供しやべら(大川敵討)]ねえおかあさん,やがて着く喜名村は縁故のある村ですから,がんばって下さい。お供しましょう。
イチバナ ichibana (?icibana) ⓪ 名
- 生け花。
イチバル ichibaru (?icibaru) ⓪ 名
- 池原。《地》参照。
サチバイ sachibai (sacibai) ① 名
- 先がけ。先駆。先駆者。'winagoo ?ikusanu~.女はいくさのさきがけ。いざという時,女は勇気が出る。
ウチバナ uchibana (?ucibana) ⓪ 名
- 打ち綿。?uciwataともいう。
フーチバー fuuchibaa (huuCibaa) ⓪ 名
- よもぎ。若葉は食用になり,餠にも入れる。老熟した葉はもぐさにする。
マーチバー maachibaa (maaCibaa) ⓪ 名
- 松葉。面積の狭いもののたとえとなる。Qcunu nasakee~niNCiCinuN.人の情は松葉にも包む。情は物の量で計ることができない意。
マチバタ machibata (macibata) ⓪ 名
- 市場のほとり。市のそば。
- 首里では町名となった。町端。《地》参照。macibataNcunu nidujuubaN.町端の人の二度夕飯。町端の人は'jusaNdimaci(宵市)に上等の魚が出ると,夕飯をすましたあとでも,また魚を買って二度も夕飯を食べたという。
ミチバタ michibata (micibata) ⓪ 名
- 道ばた。路傍。
ウーチバラ uuchibara (?uuciba]ra) ⓪ 名
- [御内原]?uduN[御殿],tuNci[殿内]の家の夫人の居間。
ヤチバーイ yachibaai ('jacibaai) ① 名
- 焼き鍼。やいばり。外科の発達しない時代の医術の名。
ゾーチバイ zoochibai (zoocibai) ⓪ 名
- [上気張]立派な働き。すぐれた働き。
フチバンタ fuchibanta (hucibaNta) ① 名
- 断崖。絶壁。
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū
(Okinawan Dictionary Data Collection) (© CC BY 4.0) [Japanese→Okinawan]
ちばなやき 【知花焼き】
いちば 【市場】
See also
たちば 【立場】
たちばな 【橘】
ばちぱち
みちばた 【道端】
Phrases
- ~の草 →michishiba
うおいちば 【魚市場】
くちはてる 【朽ちはてる】
- sabooriyuN (≈ sabooriiN)
こんにちは
See also
ちちばなれ 【乳離れ】
Phrases
- ~させるʔakashuN
- ~した子豚 ʔakariʔwaagwaa
- ~した豚 ʔakaraaʔwaa,ʔakariʔwaa
- ~する ʔakariyuN
もちはこぶ 【持ち運ぶ】
See also
いちばんどり 【一番鶏】
たちはばかる 【立ちはばかる】
- tachihabakayuN (≈ tachihabakaiN)
See also
いちばんざしき 【一番座敷】
じゅうしちはち 【十七八】
See also
むすびのいちばん 【結びの一番】
Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan) (© CC BY-ND 3.0 DEED), by Shinsho Miyara. [Northern Ryukyuan: Okinawan]
いち ばん どぅい
- 一番鶏
- やーむちむんぬ うぃなごー あかちちぬ いちばんどぅいぬ なちぐぃーさーに うくさってぃ、うぬ なちぐぃーぬ とぅちーがーい なとーたん。
(一家を支える働き者の女性は暁の一番鶏の鳴き声に起こされて、その鳴き声が時計代わりになっていた)
Example phrases
かたんち ばい
- 恥ずかしくて顔をそむけて逃げ出すこと
- んかしぇー なまぬぐとぅ うぃきが うぃなぐぬ まじゅーん っんでぃーる なれーや あらんたくとぅ、うぃきが いちゃたい うぃなぐ いちゃたい しーねー かたんちばい すたん。
(昔は現在のように男女一緒に外出する習慣はなかったので、男子に出会ったり女子に出会ったりすると顔をそむけて足早にその場を去った)
Example phrases
さち ばい
- 先駆け
- うぃなごー いくさぬ さちばいんでぃ いーしが、ぬーん あいねー、うぃなごー わんからわんから てぃがねー しーが どぅまんぐぃてぃ いちゅん。
(女性は戦の先駆けと言うが、何かあれば、女性は自ずから手伝いをしに馳せ参じる)
Example phrases
*(参考)条件節における〈何か〉については「ぬーがな」ではなく、「ぬーん」を使って表す
ふーち ばー
- ヨモギ
- んかしぇー どぅーぢゅーく するたみんでぃち、ふーちばー ちちちゃーに んぢゃじる ぬまさったん。
(昔は体を強くするためにといって、ヨモギをつついて苦汁を飲まされた)
Example phrases
ふちばんた
- 断崖
- ふちばんたんかい たっち しちゃ んーちーねー いっぺー ふぃさはごーさん。
(断崖に立って下をみると足下がとてもむずむずする)
Example phrases
まち ばた
- 市場のそば
- いったー やーや まちばた なてぃ、あっちん いかりーくとぅ、こーいむぬん しーやっさぬ、うーぐとぅ やる むん なー。
(あなたの家は市場のそばで歩いても行けるので、買い物もしやすいてよかったね)
Example phrases
みち ばっぺー
- 道で迷うこと
- まーが まー なとーがんちん わからん なてぃ、みちばっぺー すしぇー うぃなぐんかい うふさん。
(どこがどこなのかわからくなって、道で迷うのは女性に多い)
Example phrases
むち ばんめー
- 弁当
- しくち ふぃちゅるまでぃ さんじゅーにんぬ っうぇーだー ちゅけーんちょーん かかさんぐとぅ とぅじぬ むちばんめー むたちくぃーたん。
(定年まで30年間一回たりとも欠かすことなく妻が弁当を持たしてくれた)
Example phrases
Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon) (© CC BY-SA 3.0 DEED), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa. [Southern Ryukyuan: Hatoma Yaeyama]
アチバイ [ʔa⸢ʧi⸣bai] (名)
- 熱い灰。温灰(ぬくばい)。「あつばい」の転訛したもの。
- ⸣ドゥク ム⸢ニ⸣ ユムカー ア⸢チ⸣バイ ⸢ファーサリン⸣ダー
[⸣duku mu⸢ni⸣ jumukaː ʔa⸢ʧi⸣bai f⸢faːsarin⸣daː]
(あんまり文句をいうと熱い灰を食わされるぞ)
Example phrases
イシフチバイ [ʔi⸢ʃiɸu̥ʧibai] (名)
- 表面が硬いいぼ。
- ⸢ワー⸣ シラナー イ⸢シフチバイヌ⸣ ンジ ⸢ベー⸣サー
[⸢waː⸣ ʃiranaː ʔi⸢ʃiɸu̥ʧibainu⸣ ʔnʤi ⸢beː⸣saː]
(君の顔<面>にイシフチバイ<硬いいぼ>が出ているよ)
Example phrases
イチバーキン [ʔi⸢ʧibaː⸣kiŋ] (連)
- いつまでも。イ⸢チンバー⸣キン[ʔi⸢ʧimbaː⸣kiŋ](何時までも)ともいう。
- イ⸢チバー⸣キン ウ⸢ヤ⸣ヨー ア⸢ティバ シー アー⸣ケー ナ⸢ラン⸠ダー
[ʔi⸢ʧibaː⸣kiŋ ʔu⸢ja⸣joː ʔa⸢tiba ʃiː ʔaː⸣keː na⸢ran⸠daː]
(いつまでも親を当てにしていてはいけないよ<ならないよ>) - ⸣ウヤー イ⸢チンバー⸣キン ブ⸢ラーン⸠ダー
[⸣ʔujaː ʔi⸢ʧimbaː⸣kim bu⸢raːn⸠daː]
(親はいつまでも<生きては>いないよ)
Example phrases
イチバン [ʔi⸢ʧi⸣baŋ] (名)
- 一番。
- ノー⸢ン⸣ シ⸢ミルバン⸣ プ⸢ス⸣ イ⸢チ⸣バン ⸣ナリ ⸢マイフナー ユン
[noː⸢ŋ⸣ ʃi⸢mirubam⸣ pu̥⸢su⸣ ʔi⸢ʧi⸣ban ⸣nari ⸢maiɸunaː juŋ]
(何をさせても他人より勝って一番になり、お利口さん<賢い子>だねえ)
Example phrases
イチバンウラザ [ʔi⸢ʧibanʔura⸣ʣa] (名)
- 一番座の裏の小部屋。長男が成長するとそこへ移った。ユ⸢コー[ju⸢koː](裏座)ともいう。
- サ⸢クシッふァ⸣ヌ フ⸢ドゥブ⸣カー イ⸢チバンウラ⸣ザナーティル ⸣ウキニビ シ⸢タル
[sḁ⸢kuʃiffa⸣nu ɸu⸢dubu⸣kaː ʔi⸢ʧibaŋʔura⸣ʣanaːtiru ⸣ʔukinibi ʃi̥⸢taru]
(長男が成長したら一番裏座で寝起きをしたものだ)
Example phrases
イチバンザー [ʔi⸢ʧiban⸣ʣaː] (名)
- 一番座。床の間の座敷。⸢ザー⸣トゥク[⸢ʣaː⸣tu̥ku](床の間)には、先祖伝来の大香炉の外に、⸢コン⸣ジン[⸢kon⸣ʤiŋ](「根神」の義か{EOS}当家で生まれた子女が信仰する神{EOS}娘のために小さな香炉を設け、娘が嫁する際に持参する)を信仰する香炉が設置してある。「一番座敷」の義。神事が執行される部屋。客間。鳩間島の一般的なヌ⸢キヤー[nu⸢kijaː](貫き木造り家屋)の間取りは「田の字型」形式である。家屋は南向きに建てられ、南面は表座敷で北面は裏座となる。表座敷は東から一番座(床の間)、二番座(仏間)、三番座(居間兼台所)となっている。
- ⸢バン⸣テヌ イ⸢チバン⸣ザー ⸢カンダカーン⸣ツォー
[⸢ban⸣tenu ʔi⸢ʧiban⸣ʣaː ⸢kandakaːn⸣ʦoː]
(私の家の一番座は神霊あらたか<灼>だそうだ) - サ⸢カサトゥ⸣ ティ⸢ジリビー⸣ヌ ⸢カン⸣プスンケー ウ⸢リ⸣ラ ⸢シン⸣シンケーヤ イ⸢チバン⸣ザー シゥ⸢カシオーラシ⸣タ
[sḁ⸢kasatu ti⸢ʤiribiː⸣nu ⸢kam⸣pu̥suŋkeː ʔu⸢ri⸣ra ⸢ʃiŋ⸣ʃiŋkeːja ʔi⸢ʧiban⸣ʣaː sï̥⸢kaʃiʔoːraʃi̥⸣ta]
(司<神女>と手擦り部<男性神職者>の uby{神人}{カン|プス}方、それから先生方は一番座へご案内された)
Example phrases
イチバンシームヌ [ʔi⸢ʧibaŋʃiː⸣munu] (名)
- 最初に出される吸い物料理。「一番吸い物」の義。大きな神事、大きな祝儀などに出された吸い物料理。昆布、かまぼこ、魚や肉の角切りの具、もやし等を入れた吸い物。
- ⸢ヨイシー⸣ヤーナーテー イ⸢チバンシー⸣ムヌ タ⸢ボーラ⸣リカー ナ⸢ガシビ サンドー⸣シ ⸢カイ⸣リ ⸣クー
[⸢joiʃiː⸣jaːnaːteː ʔi⸢ʧibaŋʃiː⸣munu ta⸢boːra⸣rikaː na⸢gaʃibi sandoː⸣ʃi ⸢kai⸣ri kuː]
(お祝いの家では一番吸い物を頂いたら長居しないで<長尻しないで>帰って来なさい)
Example phrases
イチバンジョー [ʔi⸢ʧiban⸣ʤoː] (名)
- 一番釣手。「一番竿」の転訛したもの。カツオ漁船の一番釣手。釣の名手が選ばれて一番よく釣れるシ⸢キダイ[ʃi̥⸢kidai](突き台)の一番目でカツオを釣る。カツオの食いつき具合を見て、⸢ホンマ⸣キ[⸢homma⸣ki](餌の雑魚を撒く主任<本撒き>)に餌の入れ方を指示したりする。
- カ⸢ツ ホー⸣シェー イ⸢チバンジョー⸣ヌ ⸣ウデイナール カ⸢カ⸣ル
[kḁ⸢ʦu hoː⸣ʃeː ʔi⸢ʧibanʤoː⸣nu ⸣ʔudinaːru kḁ⸢ka⸣ru]
(カツオ釣は一番竿の腕にかかっている)
Example phrases
イチバンドゥシ [ʔi⸢ʧiban⸣duʃi] (名)
- 無二の親友。⸢一番友達」の義。
- ⸣バー イ⸢チバン⸣ドゥシ ⸢ヤッタヌ⸣ バ⸢カ⸣ジニ ⸢シーナー⸣ヌ
[⸣baː ʔi⸢ʧiban⸣duʃi ⸢jattanu⸣ ba⸢ka⸣ʤini ⸢ʃiːnaː⸣nu]
(私の無二の親友<一番友達>だったが若死にしてしまった)
Example phrases
イチバンドゥル [ʔi⸢ʧiban⸣duru] (名)
- 一番鶏鳴。「一番鶏」の義。午前三時ごろ暁刻を告げる鶏鳴。イ⸢チバン⸣ドゥル[ʔi⸢ʧiban⸣duru]が始まり、⸢ニーバン⸣ドゥル[⸢niːban⸣duru](二番鶏鳴)、⸢サンバン⸣ドゥル[⸢samban⸣duru](三番鶏鳴)、チ⸢リナキ[ʧi⸢rinaki](連れ鳴き)と続いて夜明けとなった。
- イ⸢チバンドゥル⸣ヌ ナ⸢ク⸣カー マ⸢ジムノー⸣ ブ⸢ラーン⸣ナルンティ ム⸢カ⸣シプソー ア⸢ゾーッ⸣タ
[ʔi⸢ʧibanduru⸣nu na⸢ku⸣kaː ma⸢ʤimunoː⸣ bu⸢raːn⸣narunti mu⸢ka⸣ʃipu̥soː ʔa⸢ʣoːt⸣ta]
(一番鶏が鳴くと魑魅魍魎<チミモゥリョゥ{EOS}まじもの>はいなくなると昔の人は言われた)
一
番鶏が鳴くと怖いものは無くなった)
Example phrases
イチバンミー [ʔi⸢ʧibam⸣miː] (名)
- 一番目。
- ⸣サンバシェーラ ⸢ヌーリ⸣ クーカー ⸢ニーリンカタヌ⸣ イ⸢チバンミー⸣ル ⸢バン⸣テヌ ⸣ヤー ヤ⸢ルンダ⸣ サ⸢バキヤッ⸣サン
[⸣sambaʃeːra ⸢nuːri⸣ kuːkaː ⸢niːriŋkatanu⸣ ʔi⸢ʧibammiː⸣ru ⸢ban⸣tenu ⸣jaː ja⸢runda⸣ sa⸢bakijas⸣saŋ]
(桟橋から登ってくると右側の一番目が私の家だから、探しやすい)
Example phrases
イチバンムク [ʔi⸢ʧibam⸣muku] (名)
- 長女の婿。「一番婿」の義。
- イ⸢チバン⸣ムコー イッ⸢ケナ⸣ パ⸢タラキムヌ⸣ ヤ⸢レー⸣ティ ⸢ヤーヤシ⸣キーン ア⸢ラ⸣シ ⸣シケーン
[ʔi⸢ʧibam⸣ mukoː ʔik⸢kena⸣ pḁ⸢tarakimunu⸣ ja⸢reː⸣ti ⸢jaːjaʃi̥⸣kiːŋ ʔa⸢ra⸣ʃi ⸣ʃi̥keːŋ]
(長女の婿は大変な働き者であるので家屋敷も所有して<有らして>ある)
Example phrases
イチバンヤク [ʔi⸢ʧibaɲ⸣jaku] (名)
- 一番漕ぎ手。「一番櫂」の転訛したもの。⸢パーレー⸣フニ[⸢paːreː⸣ɸuni](爬竜船)の第一漕ぎ手。熟練した、力のある若者が選ばれた。
- ⸢インタヌ⸣ イ⸢チバン⸣ヤコー ク⸢トゥシェー ター⸣ヤー
[⸢ʔintanu⸣ ʔi⸢ʧibaɲ⸣jakoː ku̥⸢tuʃeː taː⸣ja]
(西村の爬竜船の一番漕ぎ手は今年は誰が勤めるか<誰か>)
Example phrases
ウチバシキルン [ʔu⸢ʧibaʃi̥ki⸣ruŋ] (自動)
- うち忘れる。度忘れする。
- ⸢ワートゥヌ⸣ ヤ⸢クスコー⸣ マー⸢ンベーマ⸣ スカー ウ⸢チバシキ⸣ルンティ ⸢アーク⸣タ⸢ダー
[⸢waːtunu⸣ ja⸢kusu̥koː⸣ maː⸢mbeːma⸣ su̥kaː ʔu⸢ʧibaʃiki⸣runti ⸢ʔaːku⸣ta⸢daː]
(君との約束は、もう少しで忘れてしまう<忘れようとしていた>ところだったよ)
Example phrases
カクチバルン [kḁ⸢ku⸣ʧi ba⸢ruŋ] (連)
- びんたを張る。顎を殴打する。「顎を割る」の義。
- ⸣ドゥクナリ ⸢ブー⸣カー カ⸢ク⸣チ バ⸢リトゥラ⸣スン⸢ダー
[⸣dakunari ⸢buː⸣kaː kḁ⸢ku⸣ʧi ba⸢ritura⸣sun⸢daː]
(図に乗って、つけあがってひどい悪さをしているとぶん殴る<顎を割ってやる>ぞ)
Example phrases
カヌチバウ [ka⸢nuʧibau] (名)
- ⸢閂棒」の義。「かんぬき(貫木{EOS}閂)・棒」の転訛したもの。豊年祭の綱引きで雄綱と雌綱の大綱を合わせて、その耳に貫き通す棒のこと。単に⸣バウ[⸣bau](棒)ともいう。
- シ⸢ナ⸣ヌミンナー カ⸢ヌチバウバ⸣ ヌ⸢キティル⸣ シナー ピ⸢コーッ⸣タ
[ʃi⸢nanu⸣minnaː ka⸢nuʧibauba⸣ nu⸢kitiru⸣ ʃinaː pi̥⸢koːt⸣ta]
(綱の耳に閂棒を貫き通して<ぞ>綱は引かれた)
Example phrases
シビマチバーリ [ʃi⸢bimaʧibaːri] (名)
- 尻追い。後追い。「尻まつわり」の義。マ⸢チバーリ[ma⸢ʧibaːri]は、「~藤浪の思纏<おもひまつはり>~『万葉集 3248』」、「絡.縛.累、マツフ『類聚名義抄』」の転訛。
- ヤ⸢ラ⸣ビン シ⸢ビマチバーリ⸣<シ⸢ビオーリ> シ⸢ラリティ⸣ ノー⸢ン⸣ シ⸢グトー⸣ ナ⸢ラ⸣ヌ
[ja⸢ra⸣biŋ ʃi⸢bimaʧibaːri⸣<ʃi⸢bioːri> ʃi⸢rariti⸣ noː⸢ŋ⸣ ʃi⸢gutoː⸣ na⸢ra⸣nu]
(子供に後追い<尻まつわり>されて、何も仕事は出来ない)
Example phrases
ソンガチバライ [⸣soŋgaʧibarai] (名)
- 正月初笑い。「正月笑い」の義。
- ⸣ソンガチバライ ⸢スー⸣カー フ⸢ク⸣ヌ ⸢カン⸣ヌ ⸢ペー⸣ロールンツォー
[⸣soŋgaʧibarai ⸢suː⸣kaː ɸu̥⸢ku⸣nu ⸢kan⸣nu ⸢peː⸣roːrunʦoː]
(正月初笑いをすると福の神が入って来られるそうだ)
Example phrases
タチバ [tḁ⸢ʧi⸣ba] (名)
- 立場。置かれている状況。観点。
- ⸢ナー メーメーヌ⸣ タ⸢チ⸣バーラ ⸢ドゥー⸣ヌ ウ⸢ムイ⸣バ ⸣アジ ッ⸢サリリ
[⸢naː meːmeːnu⸣ tḁ⸢ʧi⸣baːra ⸢duː⸣nu ⸢ʔumui⸣ba ⸣ʔaʤi s⸢sariri]
(各自、銘銘の立場から自分の思いを申し上げなさい)
Example phrases
タチバル [tḁ⸢ʧi⸣baru] (名)
- (地)⸢立原」の義。大前農道を北西に延びた一帯。この農道がヤ⸢ラ[ja⸢ra](屋良)へ至る分岐点から北西の海岸に至る畑地をタ⸢チ⸣バル[tḁ⸢ʧi⸣baru](立原)といい、その道が海岸に通じた所の小さな浜をタ⸢チ⸣バルパマ[tḁ⸢ʧi⸣barupama](立原浜)という。西村の人々が潮干狩りに最も多く利用した道である。
- タ⸢チバル⸣ヌ ス⸢ムスク⸣ナー ⸢ミュートゥイシ⸣ヌ タティ⸢ベー⸣ン
[tḁ⸢ʧibaru⸣nu su⸢musuku⸣naː ⸢mjuːtuʔiʃi⸣nu tati⸢beː⸣ŋ]
(立原の最北<最奥の所>に夫婦石が立っている)