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Define ちる chiru Meaning チル

Displaying results for ちる (chiru・ちる・チル) – ryukyu

Results from Jlect.com, including regional variants.

Ryukyu (Yoron)

きんちる

(Noun) Scalpel sawtail (Prionurus scalprum)

Ryukyu (Okinoerabu, Okinawa)

ちる【鶴】

(Noun) Crane (bird)

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū
(Okinawan Dictionary Data Collection) (© CC BY 4.0).

チル chiru (Ciru) ① 名

  1. つる。琴・三味線・弓などの弦。
  2. 筋。筋肉のすじ。nuudiiZiru(のどの筋),?udiZiru(腕の筋),?aduZiru(アキレス腱)など。

チル chiru (Ciru) ① 名

  1. 鶴。CiruNtuiともいう。siN-Ciru maNkami.鶴は千年,亀は万年。

チルギ chirugi (Cirugi) ① 名、接尾

  1. つながっているもの。連なるもの。
  2. (接尾)nitaNCirugi(二反続きの反物),niNmeeCiruginu musiN(二枚続きの毛布)など。

チルジ chiruji (Ciruzi) ⓪ 名

  1. けづめ。鳥類の攻撃用の爪。

チルブン chirubun (Ciru=buN) ⓪ 自=baN,=di

  1. つるむ。交尾する。

チルダイ chirudai (Cirudai) ① 名

  1. 失望。落胆。がっかりして体中の筋がだれる意。~sjuN.

チルジュン chirujun (Ciru=zuN) ① 他=gaN,=zi

  1. つなぐ。連結させる。

チルカー chirukaa (cirukaa) ① 名

  1. 着る皮の意。着物のこと。ciNcirukaaともいう。

チルムン chirumun (cirumuN) ① 名

  1. 着る物。衣類。着物。ciNcihwadaともいう。

チルントゥイ chiruntui (CiruNtui) ① 名

  1. Ciru(鶴)と同じ。

クチルジ kuchiruji (kuCiruzi) ① 名

  1. くつろぎ。

チルチル chiruchiru (CiruCiru) ① 副

  1. よたよた。よちよち。歩きはじめの幼児などの走りまわるさま。

チルガユン chirugayun (Ciruga=juN) ① 自=raN,=ti、接尾

  1. 連なる。つながる。続く。tiNtu ziitu cirugatooN.天と地と連なっている。
  2. (つながって…まで)達する。…に及ぶ。miZinu kubimadi CirugatooN.水が首まで達している。?uhooku kadi nuudiimadi CirugatooN.たくさん食べて(食物が)のどまで達している。
  3. (水などに)つかる。(水などにつかって,水が)…まで達する。kubidaki miziNkai~.首の高さまで水につかる。
  4. (接尾)…し続ける。?imi miiCirugajuN.夢を長く見続ける。munu 'juNCirugajuN.はてしなくおしゃべりを続ける。

チルギユン chirugiyun (Cirugi=juN) ① 他=raN,=ti

  1. 連ねる。連続させる。

クチルジュン kuchirujun (kuCiru=zuN) ① 自=gaN,=zi

  1. くつろぐ。体を休めて,のんびりする。

チンチルカー chinchirukaa (ciNciruka]a) ⓪ 名

  1. 衣類。着るもの。衣・着る皮の意。cirukaaともいう。~N neeN.着る着物もない。

ムッチルゲーイ mucchirugeei (muQcirugeei) ⓪* 副

  1. 大勢がいっしょに騒ぐさま。がやがや。~sjuN.

ニタンチルギ nitanchirugi (nitaNCirugi) ⓪ 名

  1. 二反続きの反物。一匹の反物。

ウーチルガーユン uuchirugaayun (?uuCirugaa=juN) ⓪ 自=raN,=ti

  1. すっかり連なる。ちょうど達する。及んで同じになる。CirugajuN(連なる,達する,及ぶ)を強めていう語。

フクチルゲーユン fukuchirugeeyun (hukucirugee=juN) ① 自=raN,=ti

  1. 寒気で,鳥肌が立つ。

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū
(Okinawan Dictionary Data Collection) (© CC BY 4.0) [Japanese→Okinawan]

ちる 【散る】

See also

おちる 【落ちる】

Phrases

  • 落ちて散らかること ʔutichiri

くちる 【朽ちる】

See also

みちる 【満ちる】

See also

Phrases

  • 満ちているさま micchakaaN
  • 満たないこと →yooNchi

Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan) (© CC BY-ND 3.0 DEED), by Shinsho Miyara. [Northern Ryukyuan: Okinawan]

ちるがいん (ちるがたん、ちるがらん、ちるがてぃ)

  • 浸かる
  • Example phrases
    • うーあみぬ かーじ やーぬ なーかまでぃ みじぬ ちるがてぃ でーじ ないん。
      (大雨のたびに家の中まで水が浸かって大変なことになる)
    • ふよー ゆーふる いーねー、くびまでぃ ゆーんかい ちるがらんとー ぬくたまらん。
      (冬は入浴したら首までお湯につからないと温まらない)

ちる だい

  • だるいさま、元気をなくしている様
  • Example phrases
    • てぃまー ゐーてぃ うっさうっさーっし やーんかい けーてぃ いすぢ かばん あきてぃ んーちゃしが、ちゃっさ とぅめーてぃん ねーらんたくとぅ、ちるだい さん。
      (給与をもらって喜び勇んで家に帰ってカバンをあけてみたら、いくら探してもなかったので、がっかりした)
    • しけぬんかい うてぃてぃ ちるだい そーん。
      (試験に落ちてがっかりしている)
    • ちる ぬぎとーん。
      (元気をなくしている)

*(参照)だいん

ちるむん (ちるだん、ちるまん、ちるでぃ)

  • 交接する
  • Example phrases
    • あーけーじゅーぬ ちるまがなー とぅどーし んーちゃるくとぅぬ あみ?
      (トンボが交尾しながら飛んでいるのを見たことがあるか)

うーちるがいん (うーちるがたん、うーちるがらん、うーちるがてぃ)

  • すっかり浸透する、すっかり連なる
  • Example phrases
    • プキットゥんかい いっとーたる ぺんぬ インクぬ うーちるがてぃ じゃーふぇー なたん。
      (ポケットに入れていたペンのインクが浸透して困ってしまった)

ちん/ちんちるかー

  • 服、衣類
  • Example phrases
    • うちなーぬ きーくささーに ちゅくらっとーる うちなーぢぬん、きかいさーに うふうふーとぅ ちゅくらっとーる ちぬん むる ちんでぃ いちょーん。
      (沖縄の植物で作られている沖縄の着物も、機械で大量に作られている衣服もすべて「ちん」と言っている)
    • じんぬ あれー ちんちるかーどぅ こーてぃ あっちゅさ。
      (お金があればすぐにでも服を買ってるよ)
    • うさきーぬ ちんちるかー あちみてぃ ぬー すが?
      (そんなにたくさんの着物集めてどうするの)

うてぃーん (うてぃたん、うてぃらん、うてぃてぃ)

  • 落ちる
  • Example phrases
    • かーらんかい うてぃらんぐとぅ、ゆだ かちみてぃ あっちゃん。
      (川に落ちないように枝をつかんで歩いた)
    • てぃんから うてぃてぃちゅーる てぃんしーさーに ちゃー ふかしーねー あまってーんぐゎーっし まーさたんでぃ。
      (天から落ちてくる天水でお茶を沸かすと甘みがあっておいしかったって)

みっちゃかいん (みっちゃかたん、みっちゃからん、みっちゃかてぃ)

  • 満ちる
  • Example phrases
    • だむぬ みじぇー みっちゃかてぃ なまぬ とぅくろー みじぬ しわん ねーらん。
      (ダムの水はいっぱいになって今のところは水の心配もない)

Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon) (© CC BY-SA 3.0 DEED), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa. [Southern Ryukyuan: Hatoma Yaeyama]

アイルン [⸢ʔairuŋ] (自動)

  • 木の実などが熟れて落ちる。あゆ(零ゆ)。「~置きて枯らしみ安由流<アユル>實は~。万、4111」の転訛したもの。
  • Example phrases
    • ⸢マンズイ⸣ヤ ⸢ウー⸣ムカー ⸢アイルン
      [⸢manʣui⸣ja ⸢ʔuː⸣mukaː ⸢ʔairuŋ]
      (パパイヤの実は熟れたら落ちる)

アイルン [⸢ʔairuŋ] (自動)

  • {Mn_3}木の実が落ちる。
  • Example phrases
    • ⸢バンスル⸣ヌ ⸣ナロー ⸢ウー⸣ムカ ⸢アイルン
      [⸢bansuru⸣nu ⸣naroː ⸢ʔuːmu⸣kaː ⸢ʔairuŋ]
      (グアバ<蕃石榴>の実は熟れると落ちる)

アウン [⸢ʔauŋ] (自動)

  • {Mn_1}実が完熟して落ちる。⸢アイルン[⸢ʔairuŋ](実が落ちる)の項参照。
  • Example phrases
    • フ⸢ナ⸣ブン ⸢バン⸣スルン ⸢ウーミ⸣タルカー ⸢アウンドゥ ウーマン⸣カー ⸢アーヌ [ɸu⸢na⸣bum ⸢ban⸣suruŋ ⸢ʔuːmi⸣tarukaː ⸢ʔaundu ʔuːmaŋ⸣kaː ⸢ʔaːnu] (九年母もグアバも完熟したら落ちるが、熟れないと落ちない)。⸢アイルン[⸢ʔairuŋ](木の実が熟れて落ちる)と同じ。

アマダルン [ʔa⸢ma⸣daruŋ] (自動)

  • 滴る。水が垂れ落ちる。
  • Example phrases
    • シ⸢ル⸣ヌ ア⸢マ⸣ダルン
      [ʃi⸢ru⸣nu ʔa⸢ma⸣daruŋ]
      (汁が滴る)
    • ア⸢マダラ⸣ヌ
      [ʔa⸢madara⸣nu]
      (滴らない)
    • シ⸢ル⸣ヌ ア⸢マ⸣ダリ ⸢ベー
      [ʃi⸢ru⸣nu ʔa⸢ma⸣dari ⸢beː]
      (汁が滴っている)
    • ッ⸢ふァナシプス⸣ヌ ⸢シー⸣ヤ ア⸢マ⸣ダル ⸣スコー ⸢アウバル⸣ ヤ⸢ラ⸣ベー ⸢ゾー⸣ブンニ フ⸢ドゥバサリ⸣ダー
      [f⸢fanaʃipusu⸣nu ⸢ʃiː⸣ja ʔa⸢ma⸣daru ⸣su̥koː ⸢ʔaubaru⸣ ja⸢ra⸣beː ⸢ʣoː⸣bunni ɸu⸢dubasari⸣daː]
      (産婦の乳は滴るほど出たほうが子供は十分に成長させられるよ)

ウコーリルン [ʔu⸢koːri⸣ruŋ] (自動)

  • 剥がれる。剥がれ落ちる。むくれる<剥れる>。ン⸢コー⸣ルン[ʔŋ⸢koː⸣ruŋ](はがれる)、ウ⸢コー⸣ルン[ʔu⸢koː⸣ruŋ](剥がれる)ともいう。
  • Example phrases
    • カ⸢サフター⸣ ミ⸢ジ⸣ナ ⸢ゾーラス⸣カー フ⸢クリティ⸣ ウ⸢コーリルン⸣ドゥ ク⸢レー⸣ ウ⸢コーリラン⸣バン
      [kḁ⸢saɸu̥taː⸣ mi⸢ʤi⸣na ⸢ʣoːrasu̥⸣kaː ɸu̥⸢kuriti⸣ ʔu⸢koːrirun⸣du ku⸢reː⸣ ʔu⸢koːriram⸣baŋ]
      (瘡蓋は水に濡らすと膨れて剥がれるが、これは剥がれないワイ)
    • ⸢ペン⸣ケー ウ⸢コー⸣リ ⸢ベー
      [⸢peŋ⸣keː ʔu⸢koː⸣ri ⸢beː]
      (ペンキは剥がれている)
    • ⸢ティー⸣ヌ ⸢カー⸣ヤ ウ⸢コーリ⸣ル ⸣クトー ⸢ナーン⸣シェヌ ⸢クン⸣ドー ウ⸢コー⸣リ ⸢ナー⸣ヌ
      [⸢tiː⸣nu ⸢kaː⸣ja ʔu⸢koːri⸣ru ⸣ku̥toː ⸢naːŋ⸣ʃenu ⸢kun⸣doː ʔu⸢koː⸣ri ⸢naː⸣nu]
      (手の皮<皮膚>は剥がれることは無かったが、今度は剥がれてしまった)

ウティルン [ʔu⸢ti⸣ruŋ] (自動)

  • 落ちる。落下する。「落ちる<上一段>」の転訛したもの。
  • Example phrases
    • ヨー⸢ヨー キーヌパン⸣ター ⸢ヌーリ⸣ ウ⸢ティ⸣ルン⸢ダー
      [joː⸢joː kiːnupan⸣taː ⸢nuːri⸣ ʔu⸢ti⸣run⸢daː]
      (よくよく気をつけろよ{EOS}木のてっぺんに<木の先端>に登って、落ちるぞ)
    • アー⸢イ⸣ ウ⸢ティラ⸣ヌ
      [ʔaː⸢i⸣ ʔu⸢tira⸣nu]
      (いや、落ちないよ)
    • ウ⸢ティパジミ⸣ルン
      [ʔu⸢tipa⸢ʤimi⸣ruŋ]
      (落ち始める)
    • ⸣ウマーラ ウ⸢ティ⸣ル プ⸢ソー⸣ ブ⸢ラーヌ
      [⸣ʔumaːra ʔu⸢ti⸣ru pu̥⸢soː⸣ bu⸢raːnu]
      (そこから落ちる人はいない)
    • ウ⸢ティ⸣レー ⸣ミサムヌ
      [ʔu⸢ti⸣reː ⸣misamunu]
      (落ちればよいのに)
    • ウ⸢ティ⸣リ
      [ʔu⸢ti⸣ri]
      (落ちれ、落ちろ)

ウトゥン [⸣ʔutuŋ] (自動)

  • 落ちる。落下する。⸢落ち<上二段>」、「~我が手觸れなな土に於知母可毛<オチモカモ>。万、4418」の転訛したもの。ウ⸢ティ⸣ルンとも言う。
  • Example phrases
    • ⸢キーヌパン⸣ターラ ⸣ウトゥン
      [⸢kiːnupan⸣taːra ⸣ʔutuŋ]
      (梢<木の先端から>から落ちる)
    • イッ⸢カ⸣ ウ⸢タン⸣ティ ア⸢ザバン⸣ カ⸢ジヌ⸣ フクカー ⸣ウトゥ ⸣クトー ワ⸢カリ⸣ ブー
      [ʔik⸢ka⸣ ʔu⸢tan⸣ti ʔa⸢ʣabaŋ⸣ ka⸢ʤinu⸣ ɸu̥kukaː ⸣ʔutu ⸣ku̥toː wa⸢kari⸣ buː]
      (決して落ちないといっても、風が吹いたら落ちることは分っている)
    • キサー⸢ティ⸣ ウティ ⸢ナー⸣ヌ
      [ki̥saː⸢ti⸣ ʔuti ⸢naː⸣nu]
      (既に落ちてしまった)
    • ⸣ウマーラ ⸣ウテー ⸣ミサムヌ
      [⸣ʔumaːra ⸣ʔuteː ⸣misamunu]
      (そこから落ちればいいのに)
    • ⸣ワンザーヤ ⸣ウティバ
      [⸣wanʣaːja ⸣ʔutiba]
      (お前は落ちろ)
    • ⸢キーヌ⸣ ウイラ ⸣ウトゥン
      [⸢kiːnu⸣ ʔuira ⸣ʔutuŋ]
      (木の上から落ちる)
    • ⸣バー ウ⸢タン⸣シェン
      [⸣baː ʔu⸢taŋ⸣ʃeŋ]
      (私は落ちなかった)
    • ⸣ウティ ⸢ナー⸣ヌ
      [⸣ʔuti ⸢naː⸣nu]
      (落ちてしまった)
    • ⸣ウトゥ ⸣クトゥン ⸣アン
      [⸣ʔutu ⸣ku̥tuŋ ⸣ʔaŋ]
      (落ちることもある)
    • ⸣ウマーラ ⸣ウテー ⸣ミサムヌ
      [⸣ʔumaːra ⸣ʔuteː ⸣misamunu]
      (そこから落ちれば良いのに)
    • ⸣ウマーラ⸣ ウティバ
      [⸣ʔumaːra ⸣ʔutiba]
      (そこから落ちろ)
    • ⸣ウマーラー ウ⸢タ⸣ヌティ ウ⸢ムータ⸣ヌ ウティ⸢ナー⸣ヌ
      [⸣ʔumaːraː ʔu⸢ta⸣nuti ʔu⸢muːtan⸣du ʔuti⸢naː⸣nu]
      (そこからは落ちないと思ったが落ちてしまった)
    • ⸣ウマーラ ⸣ウトゥ プ⸢ソー⸣ ブ⸢ラーヌ
      [⸣ʔumaːra ⸣ʔutu pu̥⸢soː⸣ bu⸢raːnu]
      (そこから落ちる人はいない)
    • ⸣ウテー ⸣ミサムヌ
      [⸣ʔuteː ⸣misamunu]
      (落ちれば良いのに)
    • ⸣ウティバ
      [⸣ʔutiba]
      (落ちろ)

クサン [⸣ku̥saŋ] (名)

  • 漁法の名。この漁法を糸満の漁師は、⸢ヒータマラ⸣サ[⸢çiːtamara⸣sa]というという。鳩間島のタ⸢チ⸣バルパマ[tḁ⸢ʧi⸣barupama](立原浜)から⸢ピーヌ⸣クシ[⸢piːnu⸣ku̥ʃi](干瀬の頂上部)へ続く珊瑚礁(a coralreef)は左側の⸢フンシキ[⸢ɸunʃi̥ki]との間に約40センチ程の段差がある。そこは干潮時には、海水が滝のように流れ落ちる。満潮時にリーフの頂上部で海草を食べていた魚は引き潮に乗ってフンシキの方へと下がっていく。その自然の流れを利用し、魚網を入れて漁獲する漁法を⸣クサン[⸣ku̥saŋ]といい、袋網を入れる水深1~2メートルの礁池を⸣クサンクムル[⸣ku̥saŋkumuru](クサン礁池{EOS}「籠<コモリ>」の義)という

クチタルン [⸣ku̥ʧitaruŋ] (自動)

  • 朽ちる。朽ち溶ける。
  • Example phrases
    • パ⸢カヌ⸣ ナ⸢カヌ⸣ ム⸢カ⸣シプスヌ ⸣プネー ⸣クチタリ ⸢ナー⸣ヌ
      [pḁ⸢kanu⸣ na⸢kanu⸣ mu⸢ka⸣ʃipu̥sunu ⸣puneː ⸣ku̥ʧitari ⸢naː⸣nu]
      (墓の中の昔人の骨は朽ち溶けてしまった)
    • サ⸢リキーヤ⸣ ア⸢ミ⸣カジナー ⸣クチタリ ⸢ナー⸣ヌ
      [sa⸢rikiːja⸣ ʔa⸢mi⸣kaʤinaː ⸣ku̥ʧitari ⸢naː⸣nu]
      (枯れ木は風雨で<によって>朽ち溶けてしまった)

クチルン [ku̥⸢ʧi⸣ruŋ] (自動)

  • 朽ちる。物が腐食して壊れる。⸢Cuchi,tçuru,itaクチ,ツル,チタ(朽ち,つる,ちちた)腐る.多くの場合樹木,竹,材木に関して言う.」『邦訳日葡辞書』の転訛か。
  • Example phrases
    • ア⸢ナ⸣プリヤーヌ パ⸢ラー⸣ヌ ク⸢チ⸣ルンケン ッ⸢サール⸣ヌ ⸣シディ ⸢ベー⸣タ
      [ʔa⸢na⸣purijaːnu pa⸢raː⸣nu ku̥⸢ʧi⸣ruŋken s⸢saːru⸣nu ⸣ʃidi ⸢beː⸣ta]
      (掘建て小屋の柱が朽ちるほど白蟻が発生<孵化して>いた)
    • ⸢スー⸣カン ⸢スー⸣カー パ⸢ラー⸣ヤ ク⸢チラ⸣ヌ
      [⸢suː⸣kan ⸢suː⸣kaː pa⸢raː⸣ja ku̥⸢ʧira⸣nu]
      (海水に材木を長期間浸けて<潮乾>すると柱は朽ちないよ)
    • ク⸢チヤッ⸣サン
      [ku̥⸢ʧijas⸣saŋ]
      (朽ち易い)
    • ク⸢チ⸣ルクトー ⸢ナー⸣ヌ
      [ku̥⸢ʧi⸣ruku̥toː ⸢naː⸣nu]
      (朽ちることはない)
    • ムー⸢ル⸣ ク⸢チ⸣レー ⸣ミサムヌ
      [muː⸢ru⸣ ku̥⸢ʧi⸣reː ⸣misamunu]
      (全部朽ちればよいのに)
    • ク⸢チ⸣リ
      [ku̥⸢ʧi⸣ri]
      (朽ちろ)

クツン [⸣ku̥ʦuŋ] (自動)

  • 朽ちる。「くつ<上ニ段活用>」の四段活用化したもの。「獨寝等 薦朽目八方<独り寝<ぬ>と薦朽ちめやも>『万葉集 2538』」の義。
  • Example phrases
    • ク⸢ツァ⸣ヌ
      [ku̥⸢ʦa⸣nu]
      (朽ちない)
    • クチ⸢ナー⸣ヌ
      [ku̥ʧi⸢naː⸣nu]
      (朽ちてしまった)
    • ⸣ジーナ ウ⸢ズミ⸣ シ⸢キ⸣ルカー ⸣クツン
      [⸣ʤiːnaː ʔu⸢ʣumi⸣ ʃi̥⸢ki⸣rukaː ⸣ku̥ʦuŋ]
      (地中に埋めておくと朽ちる)
    • ⸣クツクトー ⸢ナー⸣ヌ
      [⸣ku̥ʦu ⸣ku̥toː ⸢naː⸣nu]
      (朽ちることはない)
    • ⸢パー⸣ク ⸣クチェー ⸣ミサムヌ
      [⸢paː⸣ku ⸣ku̥ʧeː ⸣misamunu]
      (早く朽ちればよいのに)
    • ⸣クチバ
      [⸣ku̥ʧiba]
      (朽ちよ)

ゴールン [⸢goːruŋ] (自動)

  • 出来物が化膿して筋肉が陥没する。ごっそり削り取られる。肉が uby{削}{ソ}げ落ちる。
  • Example phrases
    • ア⸢シブ⸣ヌ ⸢ウー⸣ミタリティ ⸢ゴーリ ナー⸣ヌ
      [ʔa⸢ʃibu⸣nu ⸢ʔuː⸣mitariti ⸢goːri naː⸣nu]
      (出来物<汗も>が化膿し過ぎて、潰れて筋肉が陥没してしまった)
    • ク⸢ヌ コー⸣ヤク ⸢ヌーリ⸣ シ⸢キ⸣ルカー ⸢ゴーラヌ
      [ku⸢nu koː⸣jaku ⸢nuːri⸣ ʃi̥⸢ki⸣rukaː ⸢goːranu]
      (この膏薬を塗っておくと筋肉が化膿して陥没しない)
    • ク⸢ヌ⸣ ア⸢シ⸣ボー ⸢ヨー⸣ゾー ⸢サン⸣カー ⸢ゴールン⸣ティ⸢ダー
      [ku⸢nu⸣ ʔa⸢ʃi⸣boː ⸢joː⸣ʣoː ⸢saŋ⸣kaː ⸢goːrun⸣ti⸢daː]
      (この御出来は手当てをしないと化膿して筋肉が陥没するってよ)
    • ⸢ゴール⸣ クトー ⸢ナー⸣ヌ
      [⸢goːru⸣ ku̥toː ⸢naː⸣nu]
      (化膿して筋肉が陥没することはない)
    • ⸢ゴーレー⸣ラー ⸢デー⸣ジ⸢ゲ⸣ラ
      [⸢goːreː⸣raː ⸢deː⸣ʤi⸢ge⸣ra]
      (化膿して筋肉が陥没したら大変だよ)
    • ⸢ゴール⸣カー ⸢ゴーリバ
      [⸢goːru⸣kaː ⸢goːri⸣ba]
      (化膿して筋肉が陥没するなら陥没しろ)

サリフトゥッチルン [sa⸢riɸututʧi⸣ruŋ] (自動)

  • 枯れ朽ちる。朽ち果てる。
  • Example phrases
    • フ⸢クンキーヤ⸣ ヤ⸢マン⸣ミーナ ⸣キシ ⸢トー⸣シ シ⸢キ⸣ルカー ッ⸢サール⸣ヌ ⸢ペー⸣リティ  サ⸢リフトゥッチ⸣ルン
      [ɸu̥⸢kuŋkiːja⸣ ja⸢mam⸣miːna ki̥ʃi ⸢toː⸣ʃi ʃi̥⸢ki⸣rukaː s⸢saːru⸣nu ⸢peː⸣riti sa⸢riɸututʧi⸣ruŋ]
      (福木は山の中に切って倒しておくと白蟻が入って朽ち果てる)

シーアウン [⸣ʃiː ⸢ʔauŋ] (連)

  • 乳が出る。乳汁が滴り落ちる。「乳零ゆ」の義。「~香ぐはしみ 置きて枯らしみ 安由流実波 玉に貫きつつ『万葉集 4111』」の転訛したものか。
  • Example phrases
    • ⸣シー ⸢アーヌ
      [⸣ʃiː ⸢ʔaːnu]
      (乳が出ない)
    • ⸢シー⸣ヤ ⸢アイティ⸣ キン ⸢ゾーラシナー⸣ヌ
      [⸢ʃiː⸣ja ⸢ʔaiti⸣ kin ⸢ʣoːraʃinaː⸣nu]
      (乳が出て着物を濡らしてしまった)
    • ⸢シー⸣ヌ ⸢アウ⸣ ピンマー ⸢イッ⸣パイ ヌ⸢マ⸣シバ
      [⸢ʃiː⸣nu ⸢ʔau⸣ pimmaː ⸢ʔip⸣pai nu⸢ma⸣ʃi]
      (乳が出る時は沢山飲ませ)

シズリウティルン [ʃi⸢ʣu⸣ri ʔu⸢ti⸣ruŋ] (連)

  • ずり落ちる。ずれてさがる。滑りって落ちる。
  • Example phrases
    • ⸢ウーナイヌ スー⸣カー ⸢カー⸣ラー シ⸢ズ⸣リ ウ⸢ティ⸣ルン
      [⸢ʔuːnainu suː⸣kaː ⸢kaː⸣raː ʃi⸢zu⸣ri ʔu⸢ti⸣ruŋ]
      (大地震が起きると<すると>、瓦はずり落ちる)

シズリウトゥン [ʃi⸢ʣu⸣riʔutuŋ] (自動)

  • ずり落ちる。ずれさがる。滑り落ちる。
  • Example phrases
    • ⸢ナイ⸣ヌ ⸢スー⸣カー ⸢カー⸣ラー シ⸢ズ⸣リウトゥンティ ス⸢クタヌ⸣ シ⸢ズ⸣リ ウ⸢タン⸣シェン
      [⸢nai⸣nu ⸢suː⸣kaː ⸢kaː⸣raː ʃi⸢ʣu⸣riʔutunti su̥⸢kutanu⸣ ʃi⸢ʣu⸣ri ʔu⸢taŋ⸣ʃeŋ]
      (地震が起きると瓦がずり落ちると聞いたが、ずり落ちなかった)

シズルン [ʃi⸢ʣu⸣ruŋ] (自動)

  • ずり落ちる。ずり下がる。垂れ下がる。滑り落ちる。「しずる<垂る>下二段」の転訛したものか。
  • Example phrases
    • フ⸢ク⸣ベー シ⸢ズリ⸣ティ ⸢キン⸣マー フ⸢キン⸣ギサバ シ⸢ズラサン⸣ヨーニ ギッ⸢ティ⸣ シ⸢ミ⸣リ
      [ɸu̥⸢ku⸣beː ʃi⸢ʣu⸣riti ⸢kim⸣maː ⸢ɸu̥⸢kiŋ⸣gisaba ʃi⸢ʣuraɲ⸣joːni git⸢ti⸣ ʃi⸢mi⸣ri]
      (帯がずり下がって、きものは抜け落ちそうだから、ずり下がらないようにギュッと引き締めなさい)
    • ⸢フッカ⸣シ ⸣パルカー フ⸢ク⸣ベー シ⸢ズ⸣ルンダー シ⸢ズ⸣ル ⸣ピンマー ⸢ヨーンナー⸣ ア⸢ラ⸣キ
      [⸢ɸu̥kka⸣ʃi ⸣parukaː ɸu̥⸢ku⸣beː ʃi⸢ʣu⸣rundaː ʃi⸢ʣu⸣ru ⸣pimmaː ⸢joːnnaː⸣ ʔa⸢ra⸣ki]
      (力んで走ると帯はずり下がるから、ずり下がるときはゆっくり歩け)
    • シ⸢ズ⸣レー ⸣ミサムヌ
      [ʃi⸢ʣu⸣reː ⸣misamunu]
      (ずり下がればいいのに)
    • シ⸢ズリ⸣リ
      [ʃi⸢ʣuri⸣ri]
      (ずり下がれ)
    • フ⸢ク⸣ベー ギッ⸢ティ⸣ シ⸢マン⸣カー シ⸢ズ⸣ルンダ シ⸢ズラン⸣ ヨーニ ⸣シミバ
      [ɸu̥⸢ku⸣beː git⸢ti⸣ ʃi⸢maŋ⸣kaː ʃi⸢ʣu⸣runda ʃi⸢ʣuraŋ⸣ joːni ⸣ʃimiba]
      (帯はぎゅっと締めないとずり下がるから、ずれないように締めなさい)
    • ン⸢メーマ⸣ シ⸢ズ⸣リ ⸢ベー
      [ʔm⸢meːma⸣ ʃi⸢ʣu⸣ri ⸢beː]
      (少しずり下がっている)
    • シ⸢ズ⸣ル フ⸢ク⸣ベー シ⸢ミ⸣ヌ ⸢ヨー⸣パジ
      [ʃi⸢ʣu⸣ru ɸu̥⸢ku⸣beː ʃi⸢mi⸣nu ⸢joː⸣paʤi]
      (ずれる帯は締め方が弱いはずだ)

シタダルン [ʃi̥⸢ta⸣daruŋ] (自動)

  • 滴る。しずく(雫)となって落ちる。「淋、志太々留<シタタル>又毛留」『新撰字鏡』の転訛したもの。
  • Example phrases
    • ア⸢ミ⸣ヌ ⸣フーカー ⸢ティン⸣ゾーラ ミ⸢ジヌ⸣ シ⸢タ⸣ダルンティ ス⸢クタヌ⸣ シ⸢タダラン⸣バン
      [ʔa⸢mi⸣nu ⸣ɸuːkaː ⸢tin⸣ʣoːra mi⸢ʤinu⸣ ʃi̥⸢ta⸣darunti su̥⸢kutanu⸣ ʃi̥⸢tadaram⸣baŋ]
      (雨が降ったら天井から水が滴ると聞いたが、滴らないよ)
    • シ⸢タ⸣ダリ ⸢ベー
      [ʃi̥⸢ta⸣dari ⸢beː]
      (滴っている)
    • シ⸢タ⸣ダル ⸣トンナー バ⸢キ⸣チ シ⸢キ⸣リ
      [ʃi̥⸢ta⸣daru ⸣tonnaː ba⸢ki⸣ʧi ʃi̥⸢ki⸣ri]
      (水の滴る所にバケツを置きなさい)
    • ア⸢マダラミジ⸣ヌ シ⸢タ⸣ダルン
      [ʔa⸢madaramiʤi⸣nu ʃi̥⸢ta⸣daruŋ]
      (雨垂れ<水>が滴る)
    • ⸢キン⸣マー ⸢ゾーリティ⸣ シ⸢タ⸣ダリ ⸢アー⸣ク
      [⸢kim⸣maː ⸢ʣoːriti⸣ ʃi̥⸢ta⸣dari ⸢ʔaː⸣ku]
      (着物はびしょ濡れになって水が滴っている)
    • ア⸢マダラ⸣ミジェー シ⸢タ⸣ダリ ⸢ベー⸣ヌンドゥ シ⸢タダラ⸣ヌティ ア⸢ジ アー⸣ク
      [ʔa⸢madara⸣miʤeː ʃi̥⸢ta⸣dari ⸢beː⸣nundu ʃi̥⸢tadara⸣nuti ʔa⸢ʤi ʔaː⸣ku]
      (雨垂れ<水>は滴っているのに滴らないと言っている)
    • ⸣クマーラ シ⸢タ⸣ダル ⸣クトー ⸢ナー⸣ヌ
      [⸣kumaːra ʃi̥⸢ta⸣daru ⸣kutoː ⸢naː⸣nu]
      (此処から滴ることはない)
    • ン⸢ベーマ⸣ シ⸢タ⸣ダレー ⸣ミサムヌ
      [ʔm⸢beːma⸣ ʃi̥⸢ta⸣dareː ⸣misamunu]
      (少しは滴れば良いのに)

シタルン [ʃi̥⸢ta⸣ruŋ] (自動)

  • {Mn_2}濡れて滴る。しずくとなって落ちる。
  • Example phrases
    • ガ⸢マヌ ティン⸣ゾーラ ミ⸢ジヌ⸣ シ⸢タ⸣リ ⸣ウティクン
      [ga⸢manu tin⸣ʣoːra mi⸢ʤinu⸣ ʃi̥⸢ta⸣ri ⸣ʔutikuŋ]
      (洞穴の天井から水滴<水>が滴り落ちてくる)

タルン [⸣taruŋ] (自動)

  • 滴り落ちる。水滴が落ちる。
  • Example phrases
    • ガ⸢マヌ⸣ ウ⸢コーヤ ティン⸣ゾーラ ミ⸢ジヌ⸣ タルン
      [ga⸢manu⸣ ʔu⸢koːja tin⸣ʣoːra mi⸢ʤinu⸣ taruŋ]
      (洞窟の奥は天井から水滴が滴り落ちる)
    • ⸣クマー ミ⸢ジェー⸣ タ⸢ラ⸣ヌ
      [⸣kumaː mi⸢ʤeː⸣ ta⸢ra⸣nu]
      (此処は水は滴り落ちない)

Results from Jim Breen's Japanese dictionary (JMdict)
© Electronic Dictionary Research and Development Group.

ちる散る

(Common Godan verb, intransitive)

  1. To fall (e.g. blossoms, leaves)

  1. To scatter; To be dispersed

  1. To disappear; To dissolve; To break up

  1. To spread; To run; To blur

  1. To die a noble death

チル

(Noun)

  1. Tibetan antelope (Pantholops hodgsonii); Chiru

チベットかもしかチベットカモシカチベット羚羊

(Noun)

  1. Tibetan antelope (Pantholops hodgsonii); Chiru
    Word usually written using kana alone