(Noun) Thousand, one thousand
Define shiN しん Meaning シン
Displaying results for shiN (shin・しん・シン) – ryukyu
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Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū
(Okinawan Dictionary Data Collection) (© CC BY 4.0).
シン shin (siN) ⓪ 名
- 心(しん)。ものの中心部。~nu niiraN.(米・いもなどの)芯が煮えない。
- 燈心。
- 木の芽などの芯。また,それが出た先端。草木の幹の最先端。梢。maaCinu~.松の梢。~ja tiN kamiti 'judaja kuni hwirugi, hwizija zinu sukunu hatiN siraN.[しんや天かめて枝や国ひろげひげや地の底のはても知らぬ]梢は天をいただき,枝は国中に広がり,根は地の底のはても知らない。
- 心(こころ)。精神。また,本心。心の底。~kara 'jami.本心からなのか。~kara ?uzitooN.すっかり恐れている。~kurusjuN.心の底を痛める。~nu sawai.精神異常。
シン shin (siN) ⓪ 名
- さる。雨戸の戸じまりをする装置。雨戸のさんに仕掛けて,敷居や鴨居に差し込むもの。~?irijuN.さるで戸じまりをする。~sasjuNともいう。
- 栓。たるなどの栓。~sjuN.栓をする。
シン shin (siN) ① 名
- 詮。甲斐。効能。ききめ。?Nmaritaru~nu ?aN.生まれた甲斐がある。?icicooru~.生き甲斐。'joozoo sjaru~nu neeN.治療した甲斐がない。kusui nudiN~nu neeN.薬を飲んでもききめがない。
- 3.効験。~cirijuN.死後,霊のあるしるしがなくなる。冥土からの音沙汰がなくなる。夢にも見えず,願(?ugwaN)をしても御利益がない時などにいう。
シン shin (siN) ① 名
- 千。
シン shin (SiN) ① 名、接尾
- 寸。~nu taraN.寸法が足りない。背が低い。
- (接尾)寸。?iQSiN(一寸),niSiN(二寸)など。
シナ shina (sina) ① 名、接尾
- 品(しな)。物品。また,物品の種類。
- (接尾)物品の種類を数える接尾辞。品。?ikusinaN ?aN.幾品もある。
- 人品。品性。~nu ?aN.品性がある。
シナ shina (Sina) ① 名
- 砂。海岸にある砂・さんご礁片。また,砂利。'juniともいう。その項参照。
シニ shini (Sini) ⓪ 名
- すね。
フシン fushin (husiN) ① 名
- 不審。不思議。?imani~na ?anu kani.[いまに不審なあの鐘(執心鐘入)]いまだに不審なあの鐘。
フシン fushin (husiN) ① 名
- 普請。~sjuN.
イッシン iQshin (?iQSiN) ⓪ 名
- 一寸。中指を折り曲げた中程の長さを基準にした。五寸は指をひろげた時の親指の先と中指の先との長さを基準にした。
ムシン mushin (musiN) ⓪ 名
- 毛布。ケット。
シンダ shinda (siNda) ⓪ 名
- 責め苦しめること。虐待。残酷に取り扱うこと。
シニン shinin (siniN) ① 名
- 死人。事故・けんかなどで死んだ人をいう。普通の場合の死んだ人にはmaasjooru Qcuという。~nu ?NzitooN.死人が出た。
シンジ shinji (siNzi) ⓪ 名
- 煎じた汁。スープ。tuisiNzi(鶏のスープ), ?irabuusiNzi(えらぶうなぎの煎じ汁), kaCuusiNzi(かつお節を煎じた汁), taa?ijusiNzi(ふなを煎じた汁), guujaasiNzi(豚の尻の骨を煎じた汁)などがある。
シンジュ shinju (siNZu) ⓪ 名
- 先祖。
- 墓。Cikazuともいう。
シンカ shinka (siNka) ⓪ 名
- 臣下。手下。農村では転じて家族の意にも用いる。
シンマ shinma (siNma) ⓪ 名
- 神がかり。一種の神経病で,それにかかると霊媒となって予言などを行なうようになる。神魔の意か。
シンミ shinmi (siNmi) ⓪ 名
- 器具の肝心な箇所。扇のかなめ・器具のはめる所・ねじる所・差し込み・ねじ,など。~nu 'joosaN.イ.ねじなどがゆるんで用をなさない。ロ.(人間が)無能である。
シンナ shinna (siNna) ⓪ 連体
- siNnuと同じ。
Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū
(Okinawan Dictionary Data Collection) (© CC BY 4.0) [Japanese→Okinawan]
じん 【人】
しんい 【神意】
しんか 【臣下】
じんご 【人後】
しんし 【●】 (織機具)
Phrases
- ~の両端のとがったところshiishiguchi
しんぷ 【新婦】
しんや 【深夜】
See also
じんあい 【塵埃】
See also
しんいり 【新入り】
See also
しんがい 【心外】
しんかん 【神官】
Phrases
- ~の家 →niidukuru,niiya
- ~の家の主人 →niiNchu
- ~の一種ʔamushirare,ʔaNshirari,ʔaNshitari,chifijiN,chifijiNganashii,chimi,chiN,kudi,nigami,nuru,nurukumii,nuuru,ʔukudi,wikiiʔukudi,wunaiʔukudi
- ~の御殿 →chifijiNʔuduN
- ~の屋敷 →shuimituNchi,shuNdunuchi,shuNduNchi,makaNduNchi,jiibuduNchi
しんがん 【心願】
See also
じんこう 【沈香】
しんしつ 【寝室】
しんじる 【信じる】
See also
Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan) (© CC BY-ND 3.0 DEED), by Shinsho Miyara. [Northern Ryukyuan: Okinawan]
しん
- 芯、本心
- うれー しんから やみ?
(それは本心からか) - ありとー しんから ちりとーん。
(あの人とはまったく無関係である) - ありが はなしぇー しんから うじてぃ ちちぶしくん ねーらん。
(あの人の話は本当に嫌気がさしていて聞きたくもない)
Example phrases
しん
- 味気
- さきびんぬ ふた みちれー。あん さんねー、しん ぬきてぃ ぬまらん ないん どー。
(酒瓶の蓋を閉めなさい。そうしないと、気が抜けて飲めなくなるよ)
Example phrases
しんか
- 仲間、グループ
- あれー むる わったー しんかぬちゃー どー。
(あの人たちはみんなわれわれ仲間だよ) - あったーや しんかぬちゃーどぅ やん どー。
(あの人たちは仲間だよ)
Example phrases
*(参照)ぐー
しんぐぃーん (しんぐぃたん、しんぐぃらん、しんぐぃてぃ)
- 曇る
- なちぇー あちさくとぅ、がんちょーぬ しんぐぃてぃ とぅたいはきたいぬ うふさくとぅ てぃーわちゃれー すん。
(夏は暑いので、眼鏡が曇って取ったりかけたりが多いので面倒だ)
Example phrases
しんくち
- 洗骨
- んかしぇー けーまーしーねー、やかんぐとぅ しるふぃらっしから しんくちっし かーみんかい いったんでぃ。
(昔は亡くなったら、火葬することなく乾燥させてから洗骨して甕に入れたって)
Example phrases
しんしー めーさー
- 先生におべっか使う人
- でぃきらんぬーぬどぅ しんしーめーさー。
(勉強ができない子が先生におべっか使う)
Example phrases
しんじーん (しんじたん、しんじらん、しんじてぃ)
- 煎じる
- みーぐふぁいっし にんだらん なたる ばすねー、くゎんそー しんじてぃ ぬみーねー、 にんだりーるぐとぅ ないたんでぃ。
(目が冴えて眠れないときには萱草を煎じて飲むと眠れるようになったって)
Example phrases
しんじ むん (しんじ ぐすい〈煎じ薬〉)
- 煎じ汁
- んかしぇー いさぬ いきらさたくとぅ、いらぶー、かちゅー、ぐーやー、ちむぐゎーぬ しんじむん ちゅくてぃ どぅーまむい そーたん。
(昔は医者が少なかったので、イラブ、カツオ、豚の尻の骨、肝の煎じ汁を作って自分の身を守った)
Example phrases
しんだかすん
- 滑らす
- やーぬ っうぃーぬ ゆち うとぅすんでぃ しーねー、ふぃさ しんだかち うてぃてぃ まーちゃる っちゅん をぅん。
(屋根の上の雪を落とそうとしたら、足を滑らして落ちて亡くなった人もいる)
Example phrases
しんたく すん (〜さん、〜さん、〜っし)
- 洗濯する
- ちのー しんたくっし ふし よー。
(服は洗濯して干しなさいよ)
Example phrases
しんちりーん (しんちりたん、しんちりらん、しんちりてぃ)
- 澄み切る
- みじぬ しんちりとーる かーらんかいん みんぐぃとーる とぅくるんかいん いちむしぇー をぅん。
(水が澄んでいる川にも濁っているところにも生き物はいる)
Example phrases
しんでぃーん (しんでぃたん、しんでぃらん、しんでぃてぃ)
- 滑る
- ばさないぬ かーや くんぴーねー、しんでぃてぃ ちぶる わいん どー。
(バナナの皮は踏んだら、滑って頭を打ち付けるよ)
Example phrases
しんにん
- 仙人
- しるふぃぢ たてぃてぃ、からじぇー しらぎ かみとーる たんめーや しんにんぬ ぐとーさ。
(白髭を生やして、髪の毛は白髪のおじいさんは仙人のようだ)
Example phrases
しん ふぃちゃぎ
- 神経衰弱
- あれー なまー たーにん たーにん いららん しわぐとぅ かたみとーくとぅ、しんから ちむ をぅたい そーてぃ、しんふぃちゃぎ なとーん。
(あの人は今は心配事を抱えているので、すっかり心労を患って、神経が衰弱している)
Example phrases
しんま
- 霊媒となって予言をすること
- りーぬ ぬてぃ くち あきらさりーる くとぅんかい 「しんま」んでぃ いーん。
(霊が乗り移って口を開けさせられることに「しんま」という)
Example phrases
しんめー なーび
- 大きな鍋
- しんめーなーび ちかてぃ、まるふぃーじーや っんむ にちゃいっし かどーたしが、すーじんかえー なかみじる、いなむどぅち、くーぶいりちゃー、かしちー ちゅくたい、かーさーむーちー ちゅくたい そーたん。
(シンメー鍋を使って、通常は芋を煮たりして食べていたが、祝事には中味汁、豚肉と白味噌の料理、昆布炒め、おこわを作ったり、カーサームーチーを作ったりしていた)
Example phrases
しんじちらーさん
- 模範的である
- あれー ちらー うとぅるさぎさ そーしが、ちむくくるぬ でぃきてぃ しんじちらーさん どー。
(あの人は顔は恐そうだが、心持ちができていて模範的だよ)
Example phrases
うし んちゅん (〜んちゃん、〜んかん、〜んち)
- 押し込む
- まーみなー ふくるんかい いーる うっさ いりーんち じんぶん っんぢゃち うほーく うしんちょーる わかうぃなぐぬ をぅたん。
(もやしを袋に入るだけ入れようと知恵を出してたくさん押し込んでいる若い女性がいた)
Example phrases
うしんちー
- 着物の前の端を腰巻きの紐の内側に押し込むこと
- うーベー ちかーんくとぅ、ちんぬ はっぱらんぐとぅ ちんぬ めーぬ はた くしまちぬ をぅーんかい うしんちゅる ちーかたんかい 「うしんちー」んでぃ いーん。
(帯は使わないので、着物が前に開かないように着物の前の端を腰巻きの紐に押し込む着付けを「うしんちー」と言う)
Example phrases
*(参考)をぅー(結ぶための紐)、うぃーるー(よって作ったヒモ)
うた さんしん
- 歌三線
- ふぇーさる うた やれー うたさんしんさーに ふぃやみかさってぃ、よーんなーぬ うた やれー ちむ なだやしく なさりーん。
(速い歌であれば歌三線で元気づけられて、ゆっくりとした歌であれば心が穏やかにされる)
Example phrases
Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon) (© CC BY-SA 3.0 DEED), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa. [Southern Ryukyuan: Hatoma Yaeyama]
アイシンカイシン [⸣ʔaiʃiŋ ⸣kaiʃiŋ] (連)
- どのみち(何の道)。いずれにしても。どっちみち。「ああしても、こうしても」の義。
- ⸣アイシン ⸣カイシン ⸢サン⸣カー ナ⸢ラン⸣ムヌ
[⸣ʔaiʃiŋ ⸣kaiʃin ⸢saŋ⸣kaː na⸢ram⸣ munu]
(何の道<どっちみち>しなければならないこと)
Example phrases
アイシンカイシン [⸣ʔaiʃiŋkaiʃiŋ] (副)
- {Mn_1}いかようにしても~ない。「そうしても、こうしても~ない」の義。どうにもこうにも~ない。続く否定の条件句を誘導し、それと呼応して意味を強調する表現。「そうしても、ああしても」の転訛したもの。
- ⸣アイシンカイシン ナ⸢ラン⸣ベーティ ⸢ワー⸣ラ ⸣ナラウンティ ⸢クー⸣タ
[⸣ʔaiʃiŋkaiʃin na⸢ram⸣beːti ⸢waː⸣ra ⸣naraunti ⸢kuː⸣ta]
(どうにもこうにもならなくて、貴方から習おうとやって来ました)
/
ヘイヤー アンシン ナラナーキ ヘイヤー カンシン ナラナーキ/(ヘイヤー<囃子>そうしても<村建てが>出来ないので、ああしても<村建てが>できないので)
「
パトゥマ本ジラマ」『鳩間島古典民謡古謡集』。)
Example phrases
アイシンカイシン [⸣ʔaiʃiŋkaiʃiŋ] (副)
- {Mn_2}どのみち。どっちみち。いずれにしても。結局。
- アイ⸢シン⸣カイシン ⸢サン⸣カー ナ⸢ラン⸣ムヌ ⸢パー⸣ク ⸢シー⸣バ
[ʔai⸢ʃiŋ⸣kaiʃin ⸢saŋ⸣kaː na⸢ram⸣munu ⸢paː⸣ku ⸢ʃiː⸣ba]
(どっちみちしなければならないおだから、早くしなさいよ)
Example phrases
アイシンカイシン [⸣ʔai⸢ʃiŋ⸣kaiʃiŋ] (副)
- ああもこうも。いづれにしても。どうにもこうにも。どのみち。「ああしてもこうしても」の義。基本的にはABCDEBCD型の重言。
- アイ⸢シン⸣カイシン ⸢シーミラバ⸣ル ⸢フントー⸣ヌ ⸣クトー ワ⸢カ⸣ル ⸢サン⸣カー ワ⸢カラ⸣ヌ
[ʔai⸢ʃiŋ⸣kaiʃiŋ ⸢ʃiːmiraba⸣ru wa⸢ka⸣ru ⸢saŋ⸣kaː wa⸢kara⸣nu]
(いづれにしても<ああしてもこうしても>してみてはじめて<してみたらばぞ>分かる{EOS}しないと分からない)
Example phrases
アイシンカイシン [ʔai⸢ʃiŋ⸣kaiʃiŋ] (副)
- どうでもこうでも。ああしてもこうしても。いづれにしても。
- アイ⸢シン⸣カイシン サ⸢バドゥ⸣ ヤ⸢ル⸣カー ⸢パイ⸣サ ⸢スーモー マシ
[ʔai⸢ʃiŋ⸣kaiʃin sa⸢badu⸣ ja⸢ru⸣kaː ⸢pai⸣sa ⸢suːmoː⸣ ma⸢ʃi]
(どうでもこうでも<どのみち>しなければならないのなら、早くしたほうがよい)
Example phrases
アジンカシンナーヌ [ʔa⸢ʤiŋ⸣kaʃin ⸢naː⸣nu] (連)
- 味も素っ気もない。
- ア⸢ジン⸣カシン ⸢ナーン⸣ ムニカー⸢ニ⸣ イ⸢ズナ
[ʔa⸢ʤiŋ⸣kaʃin ⸢naːm⸣ munikaː⸢ni⸣ ʔi⸢ʣuna]
(意味のない言葉<味も素っ気もない言葉>だけ言うな)
Example phrases
アトゥシンカー [⸣ʔatuʃiŋkaː] (名)
- あとずさり(後退り)。
- カ⸢ルイ⸣ヌ ⸣グシ オッ⸢ティ⸣ カミティ ⸣アトゥシンカー ⸢シール⸣ ピ⸢キ⸣ パル⸢ダー
[ka⸢rui⸣nu ⸣guʃi ʔot⸢ti⸣ kamiti ⸣ʔatuʃiŋkaː ⸢ʃiːru⸣ pi̥⸢ki⸣ paru⸢daː]
(嘉例の神酒<御酒>を恭しく頂いて、後退りして<ぞ>退出<引き去る>するのだよ)
Example phrases
アンシン [⸢ʔaŋʃiŋ] (名)
- 安心。共通語からの借用語。伝統方言では、キ⸢ムユラ⸣スン[ki⸢mujura⸣suŋ](心を許す{EOS}安心する{EOS})という。
- ⸣シラソージン ウ⸢チナ⸣シ ⸣シラプスヌ ⸢シー⸣ヌン イッ⸢ケナ アイブバ アンシン⸣ ヤ⸢ロー⸣ルメー
[⸣ʃirasoːʤiŋ ʔu⸢ʧina⸣ʃi ⸣ʃirapu̥sunu ⸢ʃiː⸣nuŋ ʔik⸢kena ʔaibuba ⸢ʔaŋʃiɲ⸣ ja⸢roː⸣ru meː]
(産室の精進祈願もうち済ませ、産婦の乳も大変よく出ている<滴り出ている、滲み出ている>ので安心であられますよ、もう)
Example phrases
イキキシンギサル [⸣ʔiki ki̥⸢ʃiŋgisa⸣ru] (連)
- 息絶えそうだ<息切れそうだ>。死にそうだ。
- ク⸢ヌ ブン⸣シェー ⸣イキ キ⸢シンギサ⸣ル ⸢ナームテー サン⸣パジ
[ku⸢nu buŋ⸣ʃeː ⸣ʔiki ki̥⸢ʃiŋgisa⸣ru ⸢naːmuteː sam⸣paʤi]
(この様子では息絶え<死に>そうだ{EOS}長持ち<長く活きること>はしない<だろう>はずだ)
Example phrases
イズシンピラク [ʔi⸢ʣuʃimpiraku] (名)
- 厳寒。酷寒。小魚が凍死するほどの寒さ。「魚死に冷え」の義か。浅い海面を遊泳する小魚類が寒さで死んだり仮死状態になって浮くほどの厳しい寒さをいう。
- ク⸢トゥシヌ⸣ピ⸢ラ⸣コー ⸢ズンニ⸣ イ⸢ズシンピラク ヤッタ⸠ダー
[ku̥⸢tuʃinu⸣ pi⸢ra⸣koː ⸢ʣunni⸣ ʔi⸢ʣuʃimpiraku jatta⸠daː]
(今年の寒さは本当に小魚が凍死するほどの酷寒の寒さであったよ)
Example phrases
イズトゥリシンカ [ʔi⸢ʣuturiʃiŋ⸣ka] (名)
- 魚獲り人員。魚獲り人数。
- イ⸢ズトゥリシンカ⸣ヌ タ⸢ラーンダ⸣ イ⸢ソー⸣ パ⸢ララ⸣ヌ
[ʔi⸢ʣuturiʃiŋka⸣nu ta⸢raːnda⸣ ʔi⸢soː⸣ pa⸢rara⸣nu]
(魚獲り人数 <漁師{EOS}乗組員>が足りないので出漁できない<漁場に出られない>)
Example phrases
イソーシンカ [ʔi⸢soːʃiŋka] (名)
- 漁に出る仲間。カツオ漁船の乗組員。追い込み漁の仲間。
- イ⸢ソーシンカ⸣ ア⸢ツァ⸣ミティ ⸣アン ウ⸢ラ⸣シン ⸣パラ
[ʔi⸢soːʃiŋka⸣ ʔa⸢ʦa⸣miti ⸣ʔaŋ ʔu⸢ra⸣ʃim ⸣para]
(追い込み漁の仲間を集めて網を仕掛け<降ろし>に行こう)
Example phrases
イッカナシン [ʔik⸢kana⸣ʃiŋ] (副)
- 一向に。決して。絶対に。少しも。全然。どんなにしても。下に打ち消しの語を要求し、それにかかって打消しの意を強調する陳述副詞。
- ク⸢ヌ⸣ ッ⸢ふァヌ⸣ ピン ⸢シェーラ⸣ ノー⸢ンティ⸣ ア⸢ザバン⸣ イッ⸢カナ⸣シン シゥ⸢カヌ
[ku⸢nu⸣ f⸢fanu⸣ piŋ ⸢ʃeːra⸣ noː⸢nti⸣ ʔa⸢ʣabaŋ⸣ ʔik⸢kana⸣ʃin sï̥⸢kanu]
(この子が反抗し<拗ね>たら誰が何と言ってもけっして聞かない)
Example phrases
イッシン [⸢ʔiʃ⸣ʃiŋ] (名・副)
- 一心。気持ち。専心。心で。気持ちで。標準語からの借用語。
- ッ⸢ふァバ ウイヌ ガッ⸣コー ン⸢ザ⸣スンティ ⸢スー イッ⸣シンシル ⸢アウ⸣リ ⸣ナンギーン シ⸢タ⸣ダー
[f⸢faba ʔuinu gak⸣koː ʔn⸢ʣa⸣sunti ⸢suː ʔiʃ⸣ʃiŋʃiru ⸢ʔau⸣ri ⸣naŋgiːŋ ʃi̥⸢ta⸣daː]
(子供を上の学校に出そうという気持ち<一心>で難儀苦労<哀れ難儀>もしたのだよ)
Example phrases
イッシングリン [⸣ʔiʃʃiŋguriŋ] (名)
- 一銭五厘。
- ム⸢カシ⸣ヌ ⸢ピータイ⸣ヤー ⸣イッシングリンシ ⸢サンガリ パッ⸣タツォー
[mu⸢kaʃi⸣nu ⸢piːtai⸣jaː ⸣ʔiʃʃiŋguriŋʃi ⸢saŋgari pat⸣taʦoː]
(昔の兵隊は一千五厘<はがき>で引張られ<徴兵され>て行ったそうだ)
Example phrases
イッシンミー [⸣ʔiʃʃimmiː] (名)
- 一銭硬貨。「一銭目」の義。
- ⸣イッシンミーヌ ⸢ナーン⸣ティ ナ⸢ク⸣ バスン ⸢アッ⸣タン⸢ダー
[⸣ʔiʃʃimmiːnu ⸢naːn⸣ti na⸢ku⸣ basuŋ ⸢ʔat⸣tan⸢daː]
(一銭硬貨がないといって泣くこともあったよ)
Example phrases
ウーシンカ [⸢ʔuːʃiŋka] (名)
- 多人数。大家族。多数の船員。多数の組合員。多数の網元の仲間。首里方言の∫iNka(臣下)からの借用語。
- ⸢ウーシンカ⸣ ヤ⸢ルンダ⸣ ムー⸢ルン⸣ バ⸢キ⸣ルカー ン⸢メーマナー⸣ル ⸢アー⸣ル
[⸢ʔuːʃiŋka⸣ ja⸢runda⸣ muː⸢ru⸣m ba⸢ki⸣rukaː ʔm⸢meːmanaː⸣ru ⸢ʔaː⸣ru]
(多人数だから皆に分けると少しずつしか配分できない<少しずつが配分できる>)
Example phrases
ウシンザスン [ʔu⸢ʃiʔnʣasuŋ] (他動)
- 押し出す。押して外へ出す。
- フ⸢ク⸣ル ⸢シンピリティ⸣ ナ⸢カヌ⸣ ムヌ ウ⸢シンザスンティ スンドゥ⸣ ウ⸢シンザサラン⸣サー
[ɸu̥⸢ku⸣ru ⸢ʃimpiriti⸣ na⸢kanu⸣ munu ʔu⸢ʃiʔnʣasunti sundu⸣ ʔu⸢ʃiʔnʣasaran⸣saː]
(袋を手で潰して中のものを押し出そうとするが、押し出されないさ)
Example phrases
ウシンチー [⸣ʔuʃinʧiː] (名)
- 婦人の着物の着け方。着物の前の端を下袴の紐に差し込んで着る着方。琉舞に置けるコスチュームの型。⸢クスクン[⸢kusu̥kuŋ](差し込む)ともいう。
- ウ⸢キナーブドゥ⸣ル ⸢ソー⸣ル ⸣プソー ⸣ウシンチール ⸢ソーッ⸣タ
[ʔu⸢kinaːbudu⸣ru ⸢soː⸣ru ⸣pu̥soː ⸣ʔuʃinʧiːru ⸢soːt⸣ta]
(沖縄舞踊をされる時はウシンチーをされた)
Example phrases
ウシンマ [ʔu⸢ʃiʔm⸣ma] (名)
- 牛馬。
- プ⸢スバ⸣ ウ⸢シンマ⸣ヌ ⸣カタチニ ヤ⸢ナシゥカイ シーベー
[pu̥⸢suba⸣ ʔu⸢ʃiʔmma⸣nu ⸣kḁtaʧini ja⸢naʔasï̥kai ʃiːbeː]
(人を牛馬のようにひどい扱い方をしている)
Example phrases
Results from the [関連データ]南琉球八重山語宮良方言の名詞アクセント資料 [Kanren dēta] Minami Ryūkyū Yaeyama-go Miyara hōgen No meishi akusento shiryō ([Relevant Data] Prosodic materials of the Southern Ryukyuan Yaeyama Miyara dialect) (© CC BY-NC 3.0 DEED), by Kenan Celik, Aso Reiko and Kohei Nakazawa. [Southern Ryukyuan: Miyara Yaeyama]
アラガー [aragaː] F (名)
- 新川
シニ [ʃini] L (名)
- 脛(すね)
チビ [tʃibi] F (名)
- 最後。尻。しんがり。びり
ツゥー [tsɨː] F (名)
- 釣り針
ツゥリゥ [tsɨrɨ] F (名)
- 釣瓶(つるべ)