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Define ぬい nui Meaning ヌイ

Displaying results for ぬい (nui・ぬい・ヌイ) – ryukyu

Results from Jlect.com, including regional variants.

Ryukyu (Okinawa)

ざんぬい

(Noun) Dugong (Dugong dugon)

Ryukyu (Kunigami: Oku)

だんぬい

(Noun) Dugong (Dugong dugon)

Ryukyu (Yonaguni)

ぬい【物言・物言い】

(Noun) Speech, way of talking, language

Ryukyu (Okinawa: Shuri, Okinawa: Kumejima)

ぬい【酢海苔・州海苔】

(Noun) Mozuku (Cladosiphon okamuranus), edible seaweed

Ryukyu (Okinawa)

ぬいむん【乗物・乗い物】

(Noun) Vehicle, transport, transportation, transit

Ryukyu (Okinawa)

ぬいん【祈いん・祷いん】

(Verb) To pray, to wish

Ryukyu (Yonaguni)

どぅなんむぬい【与那国物言】

(Noun) Yonaguni language, Yonaguni dialect

Ryukyu (Yonaguni)

どぅとぅいむぬい【どぅ独い物言】

(Noun) Speaking to oneself; talking to oneself; soliloquy; monologue

Ryukyu (Yonaguni)

っとぅむってぃぬいー【努むってぃぬいー】

(Noun) Breakfast

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū
(Okinawan Dictionary Data Collection) (© CC BY 4.0).

ヌイ nui (nui) ⓪ 名

  1. 糊。物を貼るもの,また,洗濯した布につけるもの。

フヌイ funui (hunui) ① 名

  1. ふのり。海藻の名。洗髪・洗濯などに用いる。

ナヌイ nanui (nanui) ① 名

  1. 名乗り。士族以上の男子が成人してから,名乗る実名。島袋盛敏・比嘉春潮などの,盛敏・春潮は名乗りである。'warabinaa(童名)に対する。

イィヌイ yinui ('inui) ⓪ 名

  1. 同じ時節。一年の同じ季節。'inu+'uui。~gutuni ?Nbi?NzasjuN.(一年の)同じころに思い出す。
  2. 一周忌。

アイヌイー ainuii (?ainuii) ⓪ 名

  1. 人力車の相乗り。また,?ainuigurumaの略。

メーヌイ meenui (meenui) ⓪ 名

  1. 地機で,布を織る前に糸にのりをつけること。糸が,けばだたないようにして織りやすくするため。

ヌイムン nuimun (nuimuN) ⓪ 名

  1. 塗りもの。漆器。

ヌイムン nuimun (nuimuN) ① 名

  1. 乗りもの。

シヌイ shinui (Sinui) ⓪ 名

  1. 海藻の名。もずく。沿海に産し,細くて糸状をなし,分枝が多い。蒼黒色で柔らかく,採集して三杯酢などにして食べる。

シュヌイ shunui (sjunui) ① 名

  1. 朱塗り。

フナヌイ funanui (hunanui) ⓪ 名

  1. 船乗り。船員。

カマヌイ kamanui (kamanui) ① 名

  1. かまど作り。こまかく刻んだわらを土とこね合わせて作る。かまどは宗教的に大事なものであるので,吉日を選んで行なう。

マタヌイ matanui (matanui) ⓪ 名

  1. 馬乗り。またがって乗ること。片方に両足を揃えて乗る女の乗り方はsubanuiという。

ムヌイー munu ii (munu?ii) ⓪ 名

  1. ことばつき。ことば使い。

ヌイッンマ nuiqnma (nui?Nma) ① 名

  1. 乗用の馬。

ッンマヌイ qnmanui (?Nmanui) ⓪ 名

  1. 馬乗り。乗馬。また,馬に乗る人。

ッワーヌイ qwaanui (?waanui) ⓪ 名

  1. 上塗り。sicanui(下塗り)をした上にさらに塗ること。~sjuN.

スバヌイ subanui (subanui) ⓪ 名

  1. 横乗り。馬の片側に両足をそろえて乗る乗り方。女がするもの。

ムヌイミ munu imi (munu?imi) ⓪ 名

  1. 食べ物を欲しがること。?imi-<?imijuN(催促する)。

ムヌイリ munu iri (munu?iri) ⓪ 名

  1. ものいり。入費。munu?irimiと同じ。

Results from the 沖縄語辞典 データ集 Okinawago jiten dēta-shū
(Okinawan Dictionary Data Collection) (© CC BY 4.0) [Japanese→Okinawan]

ぬいめ 【縫い目】

ぬいあげ 【縫い上げ】

ぬいとり 【縫い取り】

ぬいばり 【縫い針】

ぬいもの 【縫い物】

せぬい 【背縫い】

きぬいと 【絹糸】

See also

くけぬい 【絎け縫い】

Results from the うちなーぐち活用辞典テキストデータベース Uchinaaguchi katsuyō jiten tekisuto dētabēsu (Dictionary of the Practical Use of Okinawan) (© CC BY-ND 3.0 DEED), by Shinsho Miyara. [Northern Ryukyuan: Okinawan]

ぬいん (ぬたん、ぬらん、ぬてぃ)

  • 塗る
  • Example phrases
    • クーラーぬ ふぃるまてぃからー しみんやーぬ うふく なてぃ かーらやーん むちぬやーん いきらく なとーん。
      (クーラーが普及してからはコンクリート建てが増えて瓦葺きの家も瓦職人も少なくなっている)

*(参考)むち(瓦接合用の漆喰)

ぬい

  • Example phrases
    • ぬぬさーに ぬくやーめー ちちでぃ、いふぃぐゎー みじ まんちきてぃ、ぬぬぬ くち くんち、てぃーっし むまーむまー さーに むちさ っんぢゃち ぬい ちゅくとーたん。
      (布で残り飯を包んで、水を少し混ぜて、布の口を縛って、手で揉んで粘っこさを出して糊を作っていた)

ぬい むん

  • 塗りもの、漆器
  • Example phrases
    • うちなーをぅてー ぬいむんとぅっし じゅーばく、まかい、けーうち、うじん、うめーしたてぃやー、くゎーしばく、ちゃわんうちゃー、はないちやーんでーぬ あん。
      (沖縄では漆器として重箱、椀、皿、お膳、箸立て、菓子箱、茶碗置き、花瓶などがある)

ぬいん (ぬたん、ぬらん、ぬてぃ)

  • 乗る
  • Example phrases
    • まちり んーぢーが ふに ぬてぃ はなりじまんかい っんぢゃん。
      (祭りを見に船に乗って離島に行った)

うふ むぬ いー

  • 大言壮語
  • Example phrases
    • うふむぬいー そーしが、ふんとーや あれー ぬーん ならん、くちぶしどぅ やん どー。
      (ボラ吹きだが、本当はあの人は何もできない、口先だけだよ)

しちゃ ぬい

  • 下塗り
  • Example phrases
    • やー ふちゃーに しちゃぬえー さしが、じんぬ たらーん なてぃ っわーぬいまでー なーだ しぇー ねーん。
      (家を建てて下塗りはしたが、お金が足りなくなって上塗りまではまだしていない)

じゃんぬ いゆ

  • ジュゴン
  • Example phrases
    • やんばるぬ うみをぅてぃ じゃんぬいゆぬ しどーん。
      (ヤンバルの海でジュゴンが棲息している)

すぬい

  • もずく
  • Example phrases
    • すぬえー あふぁむんどぅ やくとぅ、あまじゃき、そーゆー、みりん あーち、かきじる ちきてぃ かむん。
      (もずくは味がないので、酢、醤油、ミリンを混ぜて、タレに浸けて食べる)
    • すぬい かみーねー ちしらんでぃ。
      (もずくを食べると便秘はしないって)

とぅーぬ いーび

  • 10本の指
  • Example phrases
    • とぅーぬ いーべー ゐんたけー ねーらんぐとぅ、かんげーよーん むる ちがとーん。
      (10本の指は同じ丈ではないのと同様、考え方もみんな違っている)

てーてー むぬ いー/てーてー むにー

  • 舌がもつれるようなものの言い方
  • Example phrases
    • あれー てーてーむぬいー すくとぅ、ぬーんでぃが いちょーら ちちぐりさん。
      (あの人は舌がもつれるようなものの言い方するので、いったい何と言ってるのか聞き取りにくい)

なぬいん (なぬたん、なぬらん、なぬてぃ)

  • 名乗る
  • Example phrases
    • ちゅいなー ちゅいなー どぅーぬ なー なぬてぃ っんまりじま いれー。
      (一人一人自分の名前と出身地を言いなさい)

また ぬい

  • またがって乗ること
  • Example phrases
    • なまー うぃなぐぬ すばぬい すしぇー んーだらんくとぅ、うぃなぐぬ またぬえー ふーぢぇー ねーんでぃ たーがが いーたら?
      (現在は女性が片方に足をそろえて乗るのは目にすることはないので、女性のまたがって乗るのはみっともないっていったい誰が言ったのか)

むぬ いー ぐぃー

  • 話し声
  • Example phrases
    • まーからが やら わからんしが、 むぬいーぐぃーぬ ちかりーん。
      (何処からかはわからないが、話し声が聞こえる)

むぬ いー じょーじ

  • 話上手
  • Example phrases
    • むぬいーじょーじぬ っちゅぬ めーんかえー っちゅぬ ゆてぃ ちゅーん。
      (話し上手な人の前には人が寄ってくる)

むぬ いー たなり

  • ものの言い方
  • Example phrases
    • あれー むぬいーたなりぬ ねーん っちゅ なてぃ、っちゅおーえーぬ うふさん。
      (あの人はことば遣いがなっていない人なので、人とのけんかが多い)

むぬ いー はじみ

  • ことばを話始めること
  • Example phrases
    • むぬいーはじめー うぃなぐわらびが ふぇーさん。
      (ことばを話し始めるのは女の子が早い)

むぬ いりみ/っんぢり めー

  • 収入/支出
  • Example phrases
    • むぬいりみとぅ っんぢりめーぬ あーらん なてぃ じゃーふぇー やっさー。くばめー さんとー ならん。
      (収入と支出が合わなくなってやっかいなことだ。倹約しないといけない)

Results from the 鳩間方言 音声語彙データベース Hatoma hōgen onsei goi dētabēsu (The Audio Database of Hatoma Lexicon) (© CC BY-SA 3.0 DEED), by Shinichi Kajiku and Natsuko Nakagawa. [Southern Ryukyuan: Hatoma Yaeyama]

アーヌイー [⸢ʔaːnu⸣ʔiː] (名)

  • 粟飯。
  • Example phrases
    • ⸢アーヌ⸣イーン ン⸢マー⸣ンドゥ ⸢マイヌイー⸣ヤ ウ⸢レー⸣ラン ⸢マービン⸣ドゥ ン⸢マー⸣ティ ⸣ムカーヤ
      [⸢ʔanu⸣ʔiːm ʔm⸢maː⸣ndu ⸢mainuʔiː⸣ja ʔu⸢reː⸣ram ⸢maːbin⸣du ʔm⸢maː⸣ti ⸣mukaːja]
      (粟飯も美味いが、米の飯はそれよりも更に<ぞ>美味しいというものだよ)


    • 段は粳(うるち)


    • と芋の飯を炊き、祝祭日には糯(もち)
    • 粟と米の飯を炊いたりした。 サ⸢ク⸣マイナ ム⸢チアー⸣ イ⸢リティ アーヌ⸣イーバ⸢カス⸣カー ム⸢チミーン⸣ ンジティ ン⸢マー⸣タン
      [sḁ⸢ku⸣maina mu⸢ʧiʔaː⸣ ʔi⸢riti ʔaːnu⸣ʔiː ba⸢kasu⸣kaː mu⸢ʧimiːn⸣ ʔnʤiti ʔm⸢maː⸣taŋ]
      (粳米に糯粟を入れて粟飯を炊くと粘り気が出て美味しかった)

アーヌイバチ [⸢ʔaː⸣nu ʔi⸢ba⸣ʧi] (連)

  • 糯粟で作ったイ⸢バ⸣チ[ʔi⸢ba⸣ʧi](飯初)。粟の新穀を煮て円錐形に握ったもの。
  • Example phrases
    • ⸢アー⸣ヌ イ⸢バ⸣チ トゥ⸢クニ⸣ナ マ⸢チオーシ
      [ʔaː⸣nu ʔi⸢ba⸣ʧi tu⸢kuni⸣na ma⸢ʧiʔoːʃi]
      (粟の飯初を仏壇にお供えしなさい)

アガマイヌイー [ʔa⸢gamainu⸣ ʔiː] (連)

  • 赤米の御飯。赤米の飯。
  • Example phrases
    • ア⸢ガマイヌ イー⸣ヤ ⸣アバー ピ⸢キティ⸣ ン⸢マー⸣タン
      [ʔa⸢gamainu ʔiː⸣ja ⸣ʔabaː pi̥⸢kiti⸣ ʔm⸢maː⸣taŋ]
      (赤米の御飯は油が出て<油を引いて>美味しかった)

アガマミヌイー [ʔa⸢gamaminu⸣ʔiː] (名)

  • 赤飯。「赤豆のご飯」の義。小豆と糯米を混ぜて炊いたご飯。食紅が出る以前は、小豆ご飯を赤飯といった。小豆を一晩<約15時間>水に浸けておいて、米と一緒に炊いた。赤褐色の小豆の色は奥行きのある色と味を演出し、糯米の粘性と小豆のさらさらした味が調和して美味であるが、子供はあまり好まなかった。
  • Example phrases
    • ア⸢ガマミヌイー⸣ヤ ヤ⸢ラ⸣ベー ⸢ナン⸣ゾー ッ⸢ふァーンシェン
      [ʔa⸢gamaminuʔiː⸣ja ja⸢ra⸣beː ⸢nan⸣ʣoː f⸢faːŋʃeŋ]
      (小豆ご飯<赤飯>は、子供はあまり食べなかった)

ウンヌイー [⸢ʔunnu⸣iː] (名)

  • サツマイモを煮て、イ⸢ビ⸣ラ[ʔi⸢bi⸣ra](大型のしゃもじ、「飯箆」の義)で捏ねたもの。握ったり、そのまま碗に装って食した。
  • Example phrases
    • ム⸢カ⸣セー ⸢ウンヌイー⸣バ ッ⸢ふァイル⸣ フ⸢ドゥベー⸣ティ ⸣ムカーヤ
      [mu⸢ka⸣ʃeː ⸢ʔunnuiː⸣ba f⸢fairu⸣ ɸu⸢dubeː⸣ti ⸣mukaːja]
      (昔は芋のご飯を食べて成長したものだよ)
    • サツマイモを煮て、捏ねたもの。直径約10センチほどのソフトボールの大きさに握って弁当にした。 ⸢ウンヌ⸣イー ム⸢リティ⸣ サ⸢ギティー⸣グナー イ⸢リティ⸣ サイ ⸢シ⸣キリ
      [⸢ʔunnu⸣ʔiː mu⸢riti⸣ sa⸢gitiː⸣gunaː ʔi⸢riti⸣ sai ʃi̥⸢ki⸣ri]
      (芋の飯を握って吊るし籠<下げ籠>に入れて吊るしておきなさい)
    • ム⸢カ⸣シェー ⸣シンピーズー ⸢ウンヌイー⸣バ ッ⸢ふァイヤー⸣ティル ス⸢ダティラリ⸣タ
      [mu⸢ka⸣ʃeː ⸣ʃimpiːʣu ⸢ʔunnuʔiː⸣ba f⸢faijaː⸣tiru su⸢datirari⸣ta]
      (昔は、毎日芋のご飯を食べながら育てられた)

オーヌイー [⸢ʔoː⸣nu ʔiː] (名)

  • 豚の餌。飼葉飼料。「豚の飯」の義。魚の頭や骨などを残飯類と混ぜて煮て豚の餌にした。⸢ウンヌ⸣パー[⸢ʔunnu⸣paː](芋蔓の葉)や⸣ウンツァイ[⸣ʔunʦai](えん菜)等も混ぜて与えた。屑芋などは、ア⸢ライジル[ʔa⸢raiʣiru](米のとぎ汁や魚の洗い汁)と一緒に煮て与えた。
  • Example phrases
    • イ⸢ズヌ⸣ ア⸢ライジル⸣ナー ⸢ウンヌ⸣パー イ⸢リ⸣ バ⸢カシティ ネーシウンバ⸣ タリティル ⸢オー⸣ヌイー ⸢ファーソーッ⸣タ
      [ʔi⸢ʣunu⸣ ʔa⸢raiʤiru⸣naː ⸢ʔunnu⸣paː ʔi⸢ri⸣ ba⸢kaʃiti neːʃiʔumba⸣ taritiru ⸢ʔoː⸣nuʔiː ⸢faːsoːt⸣ta]
      (魚の洗い汁に芋の葉を入れて炊き、それに煮た芋を潰し溶かして豚の餌にして与えた)
    • ⸢ウン⸣バ ⸣ダシナ ⸢ネーシ⸣ タリティ ⸢オー⸣ヌイー ッ⸢ふァーシ⸣バ
      [⸢ʔum⸣ba ⸣daʃina ⸢neːʃi⸣ tariti ⸢ʔoː⸣nuʔiː f⸢faːʃi⸣ba]
      (芋を出汁で煮て潰し、溶かして豚に飯<餌>をやれ<食わせよ>よ)

カジヌイキ [ka⸢ʤinu⸣ ʔiki] (連)

  • 風の息。風の勢い。風速。
  • Example phrases
    • マ⸢ナ⸣マー カ⸢ジヌ⸣ イ⸢キ⸣ヌ ⸢スーワ⸣ヌ ⸣フカンター ン⸢ジララ⸣ヌ
      [ma⸢na⸣maː ka⸢ʤinu⸣ ʔi⸢ki⸣nu ⸢suːwa⸣nu ⸣ɸu̥kantaː ʔn⸢ʤirara⸣nu]
      (今は風の勢い<風の息>が強くて屋外には出られない)

キンヌイパル [⸢kinnui⸣paru] (名)

  • 縫い針。裁縫用の針。
  • Example phrases
    • ⸢ミー⸣ヌ ⸢ムイティ キンヌイパル⸣ヌ ⸣ミー ⸣イトゥ ヌ⸢キユーサヌ
      [⸢miː⸣nu ⸢muiti kinnui paru⸣nu ⸣miː ⸣ʔitu nu⸢kijuːsanu]
      (目がジラジラ燃えるように老眼になって、針の目に縫い糸を通すことが出来ない)

キンヌイプス [⸢kinnui⸣pu̥su] (名)

  • 縫い子。針子。仕立て屋。⸢衣縫い人」の義。
  • Example phrases
    • ⸣バー ⸢ヨーサイ⸣テンナー ⸢キンヌイプス⸣バ ⸢シェー⸣ティル ⸢ガッ⸣コー ン⸢ズ⸣タ
      [⸣baː ⸢joːsai⸣tennaː ⸢kinnuipu̥su⸣ba ⸢ʃeː⸣tiru ⸢gak⸣koː ʔn⸢ʣu⸣ta]
      (私は洋裁店で縫い子をしながら学校を出た<通学した>)

サーヌイル [⸢saː⸣nu ⸣ʔiru] (連)

  • 茶の色。茶色。
  • Example phrases
    • ッ⸢ス⸣キンナ ⸢サー⸣ヌ イ⸢ル⸣ヌ ス⸢マリティ⸣ ウ⸢ティラ⸣ヌ
      [s⸢su⸣kinnaː ⸢saː⸣nu ʔi⸢ru⸣nu su⸢mariti⸣ ʔu⸢tira⸣nu]
      (白い着物に茶の色が染まって落ちない)

シトゥムティヌイー [ʃi̥⸢tumuti⸣nu ⸣ʔiː] (連)

  • 朝の御飯。「つとめての飯」の転訛したもの。ア⸢サ⸣ボン[ʔa⸢sa⸣boŋ](朝飯)ともいう。
  • Example phrases
    • シ⸢トゥムティ⸣ヌ ⸢イー⸣ヤ ッ⸢ふァイヤン⸣カヤー
      [ʃi̥⸢tumuti⸣nu ⸢ʔiː⸣ja f⸢faijaŋ⸣kajaː]
      (朝のご飯は食べたかね)

シラヌイ [ʃi⸢ra⸣nui] (名)

  • いなむら(稲叢)から稲束を少量ずつ抜き取り、脱穀、精米すること。
  • Example phrases
    • シ⸢ラー⸣ラ プ⸢スマラ⸣キ シ⸢ラ⸣ヌイ ⸢シー マイ⸣ サイティ ⸣ウシナー ⸣カティティ ⸣ッサイバ
      [ʃi⸢raː⸣ra pu̥⸢sumara⸣ki ʃi⸢ra⸣nui ⸢ʃiː mai⸣ saiti ⸣ʔuʃinaː ⸣kḁtiti ⸣ssaiba]
      (稲叢から1丸<30束>抜き取り、稲扱きをして臼で搗いて芒落としをし、磨り臼で籾殻を落とし、搗き臼で搗いて精米しなさいよ)

タカビーヌインタヌスニ [tḁ⸢kabiː⸣nu ⸢ʔintanu⸣ suni] (連)

  • 高干瀬の西側の曽根。高干瀬との間に約50メートルの津口が形成されている。海路標識が立てられており、石垣島から鳩間島に入港する定期航海船や船浦、久浦、泊田、慶田、ヨシキラ、崎田あたりの田地耕作のために往来するイダフニ(サバニ)もこの津口から出入りする

タカビーヌインタヌスニ [tḁ⸢kabiː⸣nu ⸢ʔintanu⸣ suni] (連)

  • タ⸢カ⸣ビー[ta⸢ka⸣biː](高干瀬)の西側の曽根の義。終戦後までは松の木の海路標識が立っていた。篤志家の寄合三戸氏が建てたものという(加治工伊佐直話)。石垣島から鳩間島へ出入港する船はこの標識を目印にして操船した。
  • Example phrases
    • タ⸢カビー⸣ヌ ⸢インタヌ⸣ スニナーティン カ⸢ツシンマー⸣ ザコー ⸢トゥッ⸣タン
      [tḁ⸢kabiː⸣nu ⸢ʔintanu⸣ suninaːtiŋ kḁ⸢ʦuʃimmaː⸣ ʣakoː ⸢tut⸣taŋ]
      (高干瀬の西側の曽根でもカツオ漁船は餌<雑魚>を捕った)

タクヌイルンガーリ [tḁ⸢ku⸣nu ʔi⸢ruŋgaː⸣ri] (連)

  • 蛸の色変わり。変わり方の激しいさまをいう。
  • Example phrases
    • イッ⸢ケナ⸣ ウ⸢バイティ⸣ イロー ⸣フキ イ⸢ル⸣ッサイ ⸢ベーン⸣カヤーティ ⸣ウムーカ ⸢アッ⸣タニ シ⸢ラ⸣ヌ ア⸢ガムン⸣ケン ⸢クン⸣ゾー ウ⸢ク⸣リ ソーン⸢ドゥ⸣ タ⸢ク⸣ヌ イ⸢ルンガーリ⸣トゥ ユ⸢ヌ⸣ムヌ
      [ʔik⸢kena⸣ ʔu⸢baiti⸣ ʔiroː ⸣ɸu̥ki ʔi⸢rus⸣sai ⸢beːŋ⸣kajaːti ⸣ʔumuːka ⸢ʔat⸣tani ʃi⸢ra⸣nu ʔa⸢gamuŋ⸣keŋ ⸢kun⸣ʣoː ʔu⸢ku⸣ri soːn⸢du⸣ tḁ⸢ku⸣nu ʔi⸢ruŋgaːri⸣tu ju⸢nu⸣munu]
      (非常に驚いて顔の色は失せ<色は抜け>、真っ青になっているかと思うと、急に顔が赤らむほど怒って、まったく<丁度>蛸の擬態<色変わり>と同じだ)

タムヌイブン [ta⸢mu⸣nu ʔi⸢buŋ] (連)

  • 薪をくべる。
  • Example phrases
    • カ⸢マチ⸣ナ タ⸢ム⸣ヌ ⸢マー⸣ビン イ⸢ビ⸣バ
      [ka⸢maʧi⸣na ta⸢mu⸣nu ⸢maː⸣biŋ ʔi⸢bi⸣ba]
      (竈に薪をもっとくべなさいよ)

ティダヌイーリジブン [ti⸢da⸣nu ⸢ʔiːriʤibuŋ] (連)

  • 日暮れ時。日没時。太陽の入る時分。
  • Example phrases
    • ティ⸢ダ⸣ヌ ⸢イーリジブンバー⸣キ ⸣ダンプヌ⸢ソー⸣ジン サ⸢ムティ⸣ ア⸢サビブリバ シー⸣ ヌーヤ ウ⸢レー
      [ti⸢da⸣nu ⸢ʔiːriʤibumbaː⸣ki ⸣dampunu ⸢soː⸣ʤin sa⸢muti⸣ ʔa⸢sabiburiba ʃiː⸣ nuːja ʔu⸢reː]
      (日暮れ時分までランプの掃除もしないで遊び uby{惚}{ホウ}けて、何だこれは)
    • ティ⸢ダ⸣ヌ ⸢イーリジブンバー⸣キ パ⸢タ⸣キ ⸢カイ⸣ソーッタ
      [ti⸢da⸣nu ⸢ʔiːriʤibumbaː⸣ki pḁ⸢ta⸣ki ⸢kai⸣soːtta]
      (日没時まで畑を耕された)

トーフヌイラキムヌ [⸢toːɸu⸣nu ʔiraki⸣munu] (連)

  • 豆腐の炒め物。豆腐のチャンプルー。豆腐と野菜、豚肉、あるいはカマボコ等を油で炒めたもの。
  • Example phrases
    • ⸢トーフ⸣ヌ イ⸢ラキ⸣ムノー イッ⸢ケン⸣ ン⸢マー⸣タン
      [⸢toːɸu⸣nu ʔi⸢raki⸣munoː ʔi⸢kkem⸣ ʔm⸢maː⸣taŋ]
      (豆腐の炒め物<チャンプルー>は非常に美味しかった)

トーフヌカシヌイラキムヌ [⸢toːɸu⸣nukḁʃinu ʔi⸢raki⸣munu] (連)

  • おから炒め。おからの炒め物。おからを油で炒めたもの。おからにネギ、人参、大根、カマボコ、または豚肉などを混ぜて油で炒めたもの。
  • Example phrases
    • ⸢トーフ⸣ヌカシヌ イ⸢ラキ⸣ムノー ン⸢マー⸣タン
      [⸢toːɸu⸣nukḁʃinu ʔi⸢raki⸣munoː ʔm⸢maː⸣taŋ]
      (おからの炒め物は美味しかった)

トゥトゥヌイルン [tu⸢tunui⸣ruŋ] (他動)

  • 整える。整理する。整頓する。「~止止乃布<ととのふ>、又、伊佐奈布<いさなふ>」『新撰字鏡』の転訛したもの。
  • Example phrases
    • トゥ⸢トゥヌイ⸣ルンティ ⸢スンドゥ バン⸣マー トゥ⸢トゥヌイララ⸣ヌ
      [tu̥⸢tunui⸣runti ⸢sundu bamm⸣maː tu̥⸢tunuirara⸣nu]
      (整えようとするが、私には整えられない)
    • トゥ⸢トゥ⸣ヌイ ッ⸢ふィーリ
      [tu̥⸢tu⸣nui f⸢fiːri]
      (整えてくれ)
    • トゥ⸢トゥヌイ⸣ル プ⸢ソー⸣ ⸢ブラーヌ
      [tu̥⸢tunui⸣ru pu̥⸢soː⸣ bu⸢raːnu]
      (整える人はいない)
    • トゥ⸢トゥヌイ⸣ヤー ⸣ミサムヌ
      [tu̥⸢tunui⸣jaː ⸣misamunu]
      (整えれば良いのに)
    • ⸣ドゥーシ トゥ⸢トゥヌイ⸣リ
      [tutunui⸣ri]
      (自分で整えろ)